EFFORT機構の取組み

教学IR

本学は、「学修者本位の教育の高度化」を最重要課題とする第9次マスタープラン(2022~2026年度)に沿って、個別最適な学びを実現する「学修者本位の教育」の推進および、教育改革を推進するための「全学的なマネジメント」改革に取り組んでいます。この中で、教学マネジメント部門では、教育・学修に関するデータを収集・分析し(教学IR)、学修成果の可視化を行うとともに、教学IRを推進・活用しながら、全学的な教育システムを企画・実施するなど、教学マネジメントの確立に向けた取組を行っています。

主な実施調査・アンケート

授業アンケート

学生の成長度の総括的評価を測り、次期の授業計画、カリキュラム改善、組織的FD活動(学部PDCA)に役立てること、また、学生が学修の振り返りの機会とし、次期履修者が学生の評価やコメントを履修計画の参考とすることを目的に実施しています。各期第13~14週目に実施し、全開講科目を対象としています。

授業アンケート集計結果

2023年度後期

2023年度前期

授業外学修時間
学生調査

本学が参加している大学IRコンソーシアムが企画する学生調査(一年生調査・上級生調査)を実施しています。授業経験、学習行動、受講態度、正課内外の活動時間、知識・能力の獲得状況、英語運用能力のレベル、大学生活、大学教育に対する満足感、将来イメージ等を調査するもので、全国の大学が共同で調査を実施し、調査結果から得られた各大学の教育の特徴を大学間で相互に評価し合い、教育の質を客観的に保証するとともに、さらなる教育改善の方策を見出すことを目的としています。なお、本学では上級生調査は3年生を対象に実施しています。

卒業生調査

本学が参加している大学IRコンソーシアムが企画する卒業生調査を実施しています。在学中の学士課程教育への評価と、就職後に必要とされた知識、経験、技能、態度を調査し、大学教育と大学卒業後のキャリア形成の関連性を解明し、カリキュラム改革、教育組織改革に資する情報を収集・分析することを目指しています。なお、対象年は原則、学部卒業後経過年5年・10年・15年とされていますが、任意設定が可能で、本学では学部卒後1年目(2018~2021年度調査)、5年(2018年度調査~)、10年(2022年度調査~)の卒業生を対象に実施しています。

卒業時調査

卒業者を対象に、教育・研究の満足度、学生生活の満足度、学生生活を通じて最も積極的に取り組んだこと、入学時と比べて身についたこと等に関する調査を実施しています。(2021年度調査より設問の一部見直しを行い、在学中の学士課程教育を通じたDP各項目(A~I)の成長実感を問う設問を設けています。)

アセスメントテスト

外部のキャリアデザインツールを利用し、1年生と3年生を対象に、パーソナリティの特徴や社会人基礎力等を測る適性診断を実施しています。学生はテスト結果を基に目標と計画を設定したり、就職活動にあわせて自己分析に活用する他、教育点検の評価指標としても活用を図っています。