本学における学生FD（団体名：「FIT-join」）は、本学の授業改善を教員・職員・学生の三位一体で改善・向上させようとする取り組み、およびそれに関わる活動に取り組んでいます。FIT-joinスタッフは本学の授業改善を学生の視点から教職員と一緒に考え、教職員と学生を“つなぐ”活動によって本学での「学びのコミュニティづくり」の役割を担っており、学生の本音を吸収し、学生が感じていることを教職員に伝え、また教職員が考えていることや課題を学生の視点から考え、それを学生に伝える存在として活動しています。

1. 学生FD発足の背景

「学生が授業を構成する一方の当事者として授業改善に参画するシステムを構築する」ことを目的に、平成24年度（2012年度）、その仕組みの検討を開始しました。
平成28年（2016年）10月教育技術開発WG（以下、ACCWG）にて公募内容等を確認の上、12月に発足しました。
令和5年（2023年）現在、メンバー34名で構成され、本学の授業改善に関わる活動に取組んでいます。

代表からのメッセージ

FIT-joinとは、本学の学生・教員・職員の3者を繋ぐことで、「学びのコミュニティ」をつくる活動を行っている団体です。本団体では30名ほどのメンバーが、私たち福工大生の学生生活や授業がより充実したものにしたいという思いを持って活動しています。
本団体では、新入生オリエンテーション、学生アンケート、Join-Talksなど様々なイベント・取組を行っています。今後も皆さんの学生生活がより充実したものにできるような活動や皆さんが楽しみながら学べるイベントを企画・開催していく予定です。
FIT-joinの活動へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

福岡工業大学 学生FD団体：FIT-join 代表（知能機械工学科）
近藤 佑亮

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2. 学生FDの役割

「授業改善への参画」を活動のコアと位置づけています。その基盤整備として、学生FDの役割を明確化し、教員・職員・学生の3者間で共通認識をもつことの必要性を認識し、学生FDスタッフがFD推進室（現 教育開発推進室）とともにその役割を以下の通り明文化しました。

福岡工業大学における学生FD活動は、本学の授業改善を教員・職員・学生の三位一体で改善・向上させようとする取り組み、およびそれに関わる活動である。
学生FDスタッフは本学の授業改善を学生の視点から教職員と一緒に考え、教職員と学生をつなぐ活動によって本学での「学びのコミュニティづくり」の役割を担う。
具体的には、学生の本音を吸収し、学生が感じていることを教職員に伝える、また教職員が考えていることや課題を学生の視点から考え、それを学生に伝える存在として活動する。その主体的活動によって本学の授業改善活動の活性化を促進する。

3. 本学における学生FDの位置づけ

学生FDスタッフの活動は経験に基づいた気づきを集約・分析し、教員・学生のどちらにもメリットある形で大学全体の授業改善活動に昇華させたいとする自主的な活動を意図しています。設置当初は活動の半分程度を事務局の依頼に基づいたものとしていましたが、現在は学生自身が自主的にPDCAを回し進める方向へと進めています。

団体名

FIT-join（フィット ジョイン）

活動期間

4月～翌3月。認定者は原則卒業まで継続し後輩の指導を行います。

参加資格

アクティブ・ラーナーとして他の学生の主体的な学びをサポートする志を持つ本学の学生。

参加方法

参加資格を有する学生からの公募とし、志望理由書と面談により選考します。参加する学生には教育開発推進機構長から委嘱状が渡され、教育開発推進機構委員および教育開発推進室は、学生FDスタッフの活動状況について、定期報告および学生FD代表とのヒアリングにより確認し、活動の進捗を促進します。メンバー募集は基本的に4月に行っています。参加希望者は、FIT-join代表または教育開発推進室までお尋ねください。

手当

基本無給。ただし、教育開発推進室からの依頼で発生する研修会やイベントへの参加費・物品購入費、および広報物発行等については、教育開発推進室予算に照らして支給します。尚、特別手当として、各人の能力開発と活動の発展を目的にした他大学交流を希望する場合には交通費および宿泊費の支給を検討します。

教育開発推進
会議への参加

年度の初めと終わりに学生FDスタッフが教育開発推進会議に参加し、年間活動の計画および活動の報告、教育改善に資する提案等を行い、教職員と本学の教育改善に向けた意見交換を行います。