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2023.05.11

「第2回Join-Talks」を開催しました(4/26)

4月26日(水)、図書館プレゼンテーションコートにて、第2回Join-Talksを開催し、学生22名と教職員9名の計31名が参加しました。
まず、FIT-join大野浩輝さん(知能機械工学科4年)から、Join-TalksとはFIT-joinが企画するイベントで、発表者が持つ知識、経験、興味関心があることをテーマにスピーチを行い、参加者が専門の学問だけでなく他分野に視野を広げることの大切さや面白さを知ってもらうことを目的としていることが説明されました。今回のJoin-Talksでは、「在学中に知っておくべきお金の話」をテーマとし、主に学生を対象として金融リテラシーや将来に向けた資産形成、知らないと損するクレジットカードの使い方などを西日本新聞社生活の窓口事業相談員の香月様からお話し頂き、在学中に必要なお金の基礎知識について一緒に考えていきたいと述べられました。

 

最初に講師の香月和政様から自己紹介として、以前は金融機関に勤めており、その経験から年金事務所での相談員を行っていたこと、今は西日本新聞社の生活の窓口という場でFP(ファイナンシャルプランナー)として相談員をしていることが紹介されました。なぜ新聞社が生活の窓口に関わっているのかについては新聞の読者の方を対象に生活の中の特にお金に関する困りごとの相談を専門家と協力して解決できるように取り組んでいるとの説明がありました。次に、事前配信動画にもあったクレジットカードの怖い話、成人年齢引き下げで契約行為の誘惑が増えることについて話があり、大学生にとっても身近な「お金」について正しく理解することの必要性について述べられました。

 

 

 

続いて、学生は卒業し社会人になると一般的に会社からの給与を元に生活をしていくことになるので、まずは自分の収支を理解することが大切であり、その際に控除になる年金や健康保険についてどのような制度があるのかについて説明がありました。年金や健康保険の制度で我々の生活はある程度保障されているが、その制度のことを知らないと申請ができないので知識として学んだ方が良いことが述べられました。
また、今回は将来に向けた資産形成(積み立てNISA)について紹介がありました。資産形成と聞くと難しいイメージがありますが、今は少額(100円)からでも投資を始めることができ、投資などは何のために行うのか目標を明確にして、それを実現するための手段を決めて続けること、運用の基本は長期・分散・積立であることが説明されました。運用の例では4月から9月までにりんごの購入の例が示され、途中価格変動で浮き沈みがあるものの最終的に継続すると利益が出ることがあると述べられました。最後に、学んだことを聞いて満足するのではなく、行動することが大切なので、ぜひ自分で調べてみて、もし運用してみようと思うときには自分の目的を明確にして、わからないことがあれば相談もできると締めくくられました。
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 質疑応答では、学生から「運用は長く続けた方がメリットは大きいとのことだが、長く続けた場合のデメリットはあるのか?」との質問があり、香月様から「一般的には手数料がかかるものについては長くなるとデメリットがある場合があるが、どのくらいまで積み立てするのか目標を決めて取り組んだ方が始めやすい。」との回答がありました。また、「積み立てNISAなどを始めるタイミングについてできるだけ早い方がいいのか社会人になってからの方がいいのか?」との質問があり、香月様から「始めるタイミングは個人の判断だが、できるだけ早いうちから始めて長く続けることが運用のコツです。とのコメントがありました。「また、少額でも投資を始めることでそのことが経験となり、世界情勢や経済に興味を持つきっかけにもなる」とのアドバイスがありました。
最後に、FIT-joinの辻田敬梧さん(知能機械工学科4年)から、香月様への謝辞が述べられ、事前動画を見た人も今日の講演を聞いた後に改めて見ると違う気付きがあるかもしれないのでぜひもう一度復習してみてはどうか、また今回のテーマは老若男女問わず関係することなので今日の内容を友達や家族とも共有して意見交換してほしい、そして自分自身の将来に投資するきっかけにしてほしいと述べられました。
実施後のアンケートでは、「大学にも入学したばかりでわからないこともありましたが、運用などこれから始めたいと思うことの話が聞けていい経験になりました。」、「資産運用のお話をもっと詳しく聞きたいと思いました。資産運用についてはまだわからない部分もあったので相談窓口などに聞いてみます。」とのコメントがありました。
 
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