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2023.03.27

2022年度「FIT-SDGsプロジェクト 知識探求型学生交流プログラム合宿」を実施しました

3月6日(月)・7日(火)の2日間、マリンテラスあしや(福岡県遠賀郡)にてFIT-SDGsプロジェクト 知識探求型学生交流プログラムの合宿を実施し、学生23名、教員4名(プロジェクトリーダー/電気工学科 田島教授、情報システム工学科 下戸准教授、社会環境学科 渡邉教授、教養力育成センター 古川教授)、職員3名、外部講師2名(九州電力株式会社 徳田様・株式会社マツヲ3企画 松尾様)が参加しました。

このプロジェクトは、SDGsの課題を自分事として捉え、グループワークを通じて課題解決策を考える学部学年横断型PBLとして開催、外部講師には企画の段階から関わっていただき、水をテーマに遠賀川流域の幅広い地域課題を題材とした課題に取り組みました。

合宿に先立ち、2/27(月)に事前指導を行いました。まずSDGs17のゴールについて説明があった後、環境・経済・社会の観点から世界の事例を基に課題の繋がりを考えました。次に身近な地域課題として外部講師から、遠賀川流域の課題について、上流域・中流域・下流域に分けて説明がありました。また1週間の個人ワークとして、関心がある課題を選び、自分なりの解決策を考えてくることとしました。
 

【合宿1日目】

遠賀川河川事務所河口堰管理支所で、遠賀川河口堰の仕組みや役割、魚道等の環境保全対策について、また河川上流から下流の課題やそれに対する取り組み、特に河口堰に集まるゴミの問題や水質保全対策について、写真やグラフを使用した詳しい説明を受け、皆真剣に聞き入っていました。
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その後、実際に河口に降り立ち、河口堰やゴミ集積場で、現場を目の当たりにしながら詳しい説明を受けました。続いて、魚道公園付近のゴミ拾いと分別を行いました。15分程の短い時間でしたがたくさんのゴミを回収し、また分別も実際には9種類にも分別しているということで、その大変さを実感しました。
 
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宿泊施設に帰り、いよいよ、グループワークに取り掛かりました。事前課題として個人で調べてきたこと、遠賀川河川事務所河口堰管理支所でのレクチャー、実際に体験したことを踏まえ、グループとしての課題を決定し、2日目の報告会に向けて、SDGsの観点を踏まえた解決策を考え、スライド作成に取り組みました。各グループに1名、LA(ラーニングアシスタント)として4年生または大学院生の先輩が付き、適宜話し合いやスライド作成のファシリテーションを行い、それぞれのグループで活発な話し合いが行われました。また、外部講師や教員が随時相談にのり、アドバイスを送りました。
 
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【2日目】

午前中はグループワークの続きを行い、報告会に向けてスライドを仕上げました。 

お昼休憩をはさみ、午後は各グループの報告会を行いました。発表では、竹害・海洋ごみ・農業の若者離れ・木材ゴミの活用・アオコ対策等の課題とその解決策が分かりやすく説得力のあるスライドにまとめられ、質疑応答も活発で、大変充実した良い報告会となりました。 外部講師からの講評では、現実的な視点からの意見があったほか、教員からの総評では、サイエンスのプロセス(情報を集めて仮説を立て実証に移る)を皆さんができていたことに驚き感動した、このプログラムに参加した経験を活かして色々なことに問題意識を持って今後の大学生活を送ってほしい、各学科・福工大をリードしていってほしいとの話がありました。
 
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最後に修了証を授与し、皆で記念撮影を行いました。
 
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アンケート

以下、アンケートの感想(抜粋)です。

・情報収集能力と課題解決能力の向上による深い学習への探究を可能にし、一見関わりのないような物事を関連付けて考察するといった多視点から取り組む姿勢を勉強にも生かせると思った。
・日常の生活が、様々な方々の努力の上で成り立っていることを再認識しました。問題提起から解説までの流れを一通り、学習し講師の先生方のアドバイスから今後の活動においても意識することが増えた。
・分かりやすく資料を作ることやチームで調べたり対策、解決案を作ることは実験の授業やそのレポートを作る過程と同じであるということ。
・他学科,他学年の人ともグループワークを通して意見交換でき,LAの先輩にもアドバイスをしてもらってより良いプレゼンができた。
・色んな意見を持っている人がいておもしろかった。
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