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2021.10.25

2021年度後期クラス・サポーター(CS)研修を実施しました(10/20)

10月20日(水)、E棟3階R3教室にて、2021年度後期クラス・サポーター(CS)研修を実施し、CS候補生の2年生20名と、本年度CSを担当している3、4年生の先輩学生8名、CS OBの大学院生2名、教職員4名の計34名が参加しました。例年、3月に次年度のCS候補生を対象にCS合宿を実施してきましたが、昨年度はコロナ禍で合宿が中止・プログラム変更となったことから、本研修ではCSをまだ担当したことのない学生の育成の場として、「①アクティブ・ラーニング(AL)とは何かについて理解する。②CSの仕事内容や求められる役割について、理解する。③CSの経験(ファシリテーター経験)による自身の成長やその可能性について検討する。」の3つを目的に実施されました。

研修は、宮本知加子先生(FD推進機構特任教員)の指導のもと、5~6人単位のグループワーク形式で進められましたが、ウォーミングアップからメインセッション(ロールプレイ)、全体発表、研修のまとめに至る全てのプログラムに、CS経験者である3、4年生の運営スタッフが企画・運営に主体的に携わり、当日も司会やグループワークのサポーターとして活躍しました。

研修では、まず宮本先生より本研修の3つの目的について説明が行われた他、本学のALの定義やCS制度、CSの役割やCS自身の学習深化等について説明がありました。また、CSに求められるファシリテーションについて、今日の研修での体験を通して具体的に理解してもらいたいとのお話がありました。
  • 宮本 知加子先生

  • 学生運営スタッフによる進行

続いて、学生運営スタッフの進行によるウォーミングアップに移り、各グループでの自己紹介や文字当てゲーム、並び替えゲームが行われると、会場内は緊張感を残しつつ和やかで活気付いた雰囲気になりました。
次に、体験を通じてCS視点と学生視点からファシリテーションについて考えることを目的として、メインセッションのロールプレイが行われました。これは実際の講義を想定し、与えられたテーマについてグループ内で意見交換・共有(3分)を行い、その後フィードバック(10分)を行うもので、グループ内でCS役(1名)と受講生役(真面目な学生、普通の学生、周りを巻き込んで話す学生、スマホを触っている学生)を分担して演じながら行われました。フィードバックでは、グループワーク時のCSのファシリテーションについて、学生側の視点からの改善点、解決策、良かった点、見習いたい点等について、またCS側の視点からの感じたこと、改善点、工夫した点等について気づきの共有が行われ、また各グループにサポーターとして入っている学生運営スタッフより、実際のCS経験を踏まえたアドバイスが行われました。
メインセッションの最後には全体発表が行われ、各グループからホワイトボードいっぱいに書き込まれたCSの役割やチームビルディングの方法などについての気づきの共有が行われました。また学生運営スタッフより、CSだけが教員でも学生でもない立場で授業に参加できること、学生のSOSを察知し、学生の学びに繋がるようにCSの役割を果たして欲しいこと、このロールプレイでの学びを振り返りながら、今後CS活動に取り組んで欲しいとのコメントがありました。

メインセッションを終え研修のまとめとして、4年生の学生運営スタッフ一人ひとりから、自身のCS活動を振り返って特に大切と考えるメッセージが伝えられました。メッセージは「積極性」、「観察力」、「状況判断」、「行動力」、「寄り添う心」の5つのスキルに関連して伝えられ、CS活動に止まらず、学習面でも生活面でも、この5つのスキルを意識し、自身の成長に繋げて欲しいとの思いが込められていました。
  • 4年生の学生運営スタッフメンバー

  • ポーズを決めて集合写真!

最後に、宮本先生からCSとして期待していることとして、①よき先輩モデルとなること、②CS自身の成長の2点が挙げられ、今回の研修を学生運営スタッフに任せたのは、2年生の参加者に先輩がこのように活動し成長しているという姿を見て欲しかったためだったこと、またCS活動はCS自身にとっても貴重な学びの機会であり、運営スタッフから伝えられた5つのスキルを意識して、教員と受講生とを繋ぐ先輩となって欲しいことが伝えられました。

今回の研修は90分間という短い時間でしたが、参加者からは「参加前はCSのイメージが少しはあったが不安を感じていた。実際に参加してCSの役割や行動について考える機会を持つことができ、不安がなくなった」、「CSになったら今日の研修の学びを活かしたい」といった声が聞かれ、これからのCS活動や学生生活に向けた期待が膨らむ雰囲気の中で閉会となりました。
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