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2021.10.04

情報工学部FD研修会(情報工学部における数理・データサイエンス・AI 教育の在り方について)を開催しました

9月15日(水)、「情報工学部における数理・データサイエンス・AI 教育の在り方について」をテーマに、情報工学部FD研修会を開催いたしました。*当日の配布資料および様子はこちらをご覧ください(FIT Replay 学内専用)

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今回の情報工学部FD研修会では、株式会社ベネッセコーポレーションの芝谷 康平様、システムマネジメント学科の藤岡 寛之教授を講師とし、教職員等50名(教員43名、職員7名)が集まり、数理データサイエンスAI教育に関する認定制度、本学における実施状況について講演が行われました。
冒頭、前田情報工学部長より本研修会の趣旨説明がなされました。リテラシーレベルは教養力育成科目で開講される計画であること、応用基礎レベルは各学部学科での検討が必要であること、本研修会は他大学の事例や本学のシラバスから見る実施状況などの理解を深める場であることが述べられました。
次に、芝谷様より、デジタル社会における「読み・書き・算盤」となる数理・データサイエンス・AIのスキルを持った人材育成について、国が設定している目標が紹介されました。その中で2025年を目標に、大学・高専卒業者全員にあたる50万人を対象としてリテラシーレベルの習得は必須、さらにその上の25万人は応用基礎レベルの習得が求められていることが示されました。

続いて、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度について、リテラシーレベルでは学生が興味・関心を持つことができる内容が重要視されること、応用基礎レベルではAI・データ活用の実践が必要とされること、認定校に与えられるバッジの評価は、今後就職活動における利用が想定されることなどが述べられました。

さらに、応用基礎レベルの位置付けとして、リテラシーレベルの教育と専門教育を繋ぐ橋渡しの役割を担うこと、実践的スキルの習得を目指してPBLが推奨されることなどが述べられました。
 
続いて藤岡教授より、本学における数理・データサイエンス・AI教育の実施状況などが示されました。まず、データサイエンスとは様々な数理技法をもって情報を分析し新たな知見を導出することであり、適切な手段を判断し、時には編み出し、情報を活用する人材が今後は求められていくと述べられました。また、本学は2019年度から数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムの連携校であることや近隣他大学の認定状況などに触れ、全学的な取り組みが求められていることが確認されました。

さらに、本学においてはリテラシーレベルから応用基礎レベルと段階を追って検討することが確認され、学生がこれからの社会を生き抜くために必要な取り組みであり、教育内容のアップデートに繋がるという考えが共有されました。
講演後の質疑応答では、参加者から、応用基礎レベルで求められる内容の範囲・レベルに関する質問を中心に活発な意見交換がなされました。

最後に、前田情報工学部長から謝辞が述べられ、盛況のうちに閉会となりました。
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