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2021.09.21

2021年度新任教員・2年目フォローFD研修会を開催しました(9/7)

9月7日(火)、E棟3階R1教室にて、新任教員・2年目フォローFD研修会を開催いたしました。本取組は、本学のFDの取組について理解を深めるとともに、授業改善への意欲を高めること、また学内教員間のネットワーク作りのきっかけを得ることを目的として開催され、今回が9回目となりました。
今回の研修会では、教職員22名(うち、2021年度入職5名、2020年度入職6名、2018年度入職1名)が参加をし、前期授業の授業点検を通して現状の課題などを共有し、本学教員としての心構えを持ち、本学での考え方を理解した上で後期の教育に取組むことができるようにすることを目的に開催されました。開会にあたり、倪宝栄教務部長(FD推進機構副機構長)から、自身が入職して約30年の間に本学は好景気や氷河期、高度成長期など様々なステージを経てきたこと、現在は今までのやり方が通用しない「踊り場」におり、第9次MP策定の中で全学のベクトルをそろえて新しい戦略に取り組んでいることについてお話があり、こうした本学の歴史や現状を認識した上で、のびのびと教育・研究に取り組み、活躍して頂きたいとの挨拶がありました。
続いて、入職2年目の赤木紀之教授(生命環境化学科)から授業改善事例の発表があり、これをもとに、各学部長・教養力育成センター長のファシリテートによるグループワーク形式で、着任してからの振り返り(教育・研究・大学運営)と教育改善の工夫の共有が行われました。

赤木教授の発表では、「2020年度の振り返りと2021年度の試み」として、入職1年目にコロナ禍で行った2020年度のオンライン(オンデマンド型)講義について、工夫したこと(空欄穴埋め、Web上でのクイズ、必須課題と自主課題、独自のアンケートによる授業評価)、独自アンケート結果で満足度の高い声が得られ、特に「フィードバック」の評価が高かったこと、一方で理解度に課題が見受けられたこと等の説明がありました。(参考:福岡工業大学『FD Annual Report』Vol.11(2020 年度)投稿文「コロナ禍のオンライン講義における学生からの授業評価と声-生命環境化学科「生物化学」の事例研究-」)また本年度の試みとして、「自主課題」を学生自身が問題と模範解答を作成する形式に変更し、学生間で共有して試験に備えるなどの取組につながったことや、就活で役立つ雑談など戦略的な構成の休憩時間を確保し、学生からも高評価であったこと等の紹介がありました。この他、前任校での大学院課程の授業の英語化の試みを踏まえた本学における講義の英語化の取組内容や英語化の可能性について説明があった他、with COVID-19時代のオンライン講義のあり方として仮想現実(VR) 空間が挙げられ、VR空間で開催された研究会に研究室所属の大学院生(ポスター発表)と学部生(運営補助)が参加した事例の中で、3次元構造の理解やコミュニケーションの促進などにおいてVR空間のメリットを実感したことから、オンライン授業で活用することで学生の参加度を高める効果が期待できるとの報告がありました。また、質疑応答の中で自主課題は7割近くの学生が取り組んでいること、自主課題と評価の関連について、必須課題の提出だけでは70点満点、自主課題の提出により100点満点の評価とし、学生にも周知していること、昨年度オンデマンド授業で作成した動画資料のうち実験器具の取扱説明の動画のみ本年度の授業で活用したこと等について説明がありました。
続いて、赤木教授の授業改善事例を元に、3つのグループに分かれて「着任後の状況、教育研究の振り返り」として、本学での教育や研究の様子全般について前期の振り返りと教育改善の工夫についてグループワークが行われました。各参加者がグループ内で発表を行った後、全体共有も行われ、知識定着を促す作問課題や「足場かけ(scaffolding)」の実践、授業外学修時間伸長にもつながるラーニングコミュニティ形成、アウトプットの重視、文章力向上に向けた取組、ルーブリックを使った目標の明示と振り返り等、学修者本位の教育につながる試みと振り返り、改善について各グループから発表があった他、カリキュラムの視点からの科目間接続や教員間連携についての課題の提言も行われました。
次に、倪教務部長からカリキュラムマネジメントの必要性や本学のアセスメントプランについて説明があった後、カリキュラム改善に繋げる視点に立った授業点検について理解を深めるグループワークが行われました。グループワークでは、各参加者から事前課題として作成してきた授業点検書の内容共有が行われ、続いて全体共有が行われました。全体共有では、授業アンケート「この授業で成長させたいと考えていた力」と「実際に伸びたと実感できた力」(DP要素)の乖離の見られる科目の要因分析と改善の必要性、同一科目複数クラス間の目標値設定の必要性の他、カリキュラム改善に繋がる視点からの科目間接続の重要性や課題等についても発表が行われました。また、倪教務部長から、本学のアセスメントプラン導入は、個別教員による取組に留まらず、他の教員と交流して取り組む制度として、近年のFD活動において大きな前進であるとのお話があった他、成績分布や合格率について学科カリキュラム全体の視点との関わりについて補足説明がありました。
最後に閉会の挨拶として前田洋情報工学部長から、授業点検は学則第2条の2に定める教育研究上の目的に定める人材を育成ができているかという質保証の面から必要な取組であり、担当する授業科目の点検をカリキュラム改善に繋げ、カリキュラムを通して人材育成ができているか、学生自身の成長に繋がっているか、学生は社会に出て有意義に働いていけるのか、こうした視点で学生の将来の姿を思い浮かべながら教育研究に取り組んで頂きたいとのメッセージが送られ、閉会となりました。
※当日の動画および配布資料はFIT Replay(学内専用)をご覧ください。
アクセスURL https://replay.fit.ac.jp

または myFIT>授業支援>FIT Replay 「FD研修会」から「 令和3(2021)年度新任教員・2年目フォローFD研修会」を選択し 動画をご視聴ください。
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