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2022.08.31

第25回FD Café「学生主体の授業デザインと運営手法ワークショップ」を開催しました (8/29)

本学では、人材育成目標「実践型人材の育成」に不可欠な「知識の定着」と「能動的な学修態度の涵養」の実現を図る具体的方策として、アクティブ・ラーニング(AL)の全学展開を継続して推進しています。今回のワークショップでは、外部より講師(ダイナミックヒューマンキャピタル株式会社 代表取締役 中村文子氏)をお招きし、AL を効果的に実践するための、学生主体の授業デザインと運営手法を身につけることを目的に開催されました。また、本研修は本学も加盟する福岡未来創造プラットフォームの共同FD研修として開催され、本学および加盟大学の教職員計17名(教員11名、職員6名)が参加しました。
 開会にあたっては、開催校としてFD推進室課長より参加への謝辞が伝えられ、刻々と教育環境が変わる中で、本研修が学生の主体的な学びにつながるヒントとなることへの期待が述べられました。
  • 中村文子氏

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研修プログラムは、学生の立場で「学生主体」の手法を体験し、その効果を体感し、次にその手法の基本理念を学ぶという流れで進められました。また、参加者は3~4名の固定グループでワークに取り組みましたが、短時間、それとは別のグループを作ってワークを行ったり、「ラーニングパートナー」と呼ばれるペア同士でプログラムの合間に何度か情報共有を行う機会が設けられるなど、参加者同士のコミュニケーションの機会を増やす工夫がなされていました。

午前の研修では効果的なオープニングについて、集中力と参画度合いを高める手法の体験と解説が行われた他、記憶に残し、実践につなげるクロージング手法の体験と解説、振り返りの手法等の説明がありました。昼休みをはさみ、午後の研修では、講師主導による「参加者主体」の手法について基本理論の説明があった後、今後の実践に向けて、学んだ理論を取り入れた担当授業のプランニングを行うワークが行われ、グループ内で共有が行われました。
  • 自己紹介ではできるだけ多くの参加者と交流

  • 固定グループ内でのワーク

  • 別単位のグループでも短時間のワークを数回実施

  • 全体共有

研修の最後には、トレーニング(学習)に関する5つの学習の法則の紹介があり、この中で、トレーニングとは学んだことをどのようにキャリアに活かせるのか、学んだことでどのようなメリットがあるのかが大切で、結果を出すことがその目的であるとのお話があり、本研修を受講するだけでは学習したことにはならず、ここでの学びを今後の授業デザインや授業運営での実践につなげることが重要であるとの講師からのメッセージを受け取る中で、閉会となりました。

参加者アンケートでは、研修内容・講師・資料・参加者自身の参加姿勢についていずれも高い評価が見られた他、「思い切って参加してよかった」、「学ぶことがとても多かった」、「体験を通して実感を伴って学べた」、「できることから取り入れていきたい」、「講義内容を再考したい」、「(職員として)教育プログラムやオリエンテーションを企画する際に活かしたい」といったコメントが寄せられ、参加者それぞれが学生の主体的な学びにつながるヒントを得られた研修となりました。
 
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