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2022.07.21

情報工学部セミナー「デジタル技術で私たちの未来をデザインする」を開催しました(7/8)

7月8日(金)、E棟3階R1にて情報工学部セミナー「デジタル技術で私たちの未来をデザインする」を開催し、情報工学部の学生12名、教職員16名が参加しました。冒頭に、前田情報工学部長から本セミナーの開催趣旨について「福岡工業大学の教育の特徴として、キャリア教育やアクティブラーニングの充実がある。ここで身に着けた力を、社会に対してどのように活かせるかを考えるきっかけにしてほしい。」と述べられました。

 

本セミナーの講師として、株式会社みんなの銀行取締役頭取永吉健一様と、本学卒業生の吉田唯人様にご登壇いただきました。永吉様からは「自分の意志で結果を残すことで、様々な仕事にチャレンジできる時代が来ている」というメッセージに続いて、次の流れでご講演をいただきました。

 

①業界トレンド~デジタルがもたらす環境の変化:デジタル技術を活用し、異業種が金融業界に参入してきており、変化をしなければ従来の『銀行』はDisrupt(破壊)されてしまうかもしれないという危機感を持っている。

②10年後を見据えた新事業の立ち上げ:「これまでの銀行の延長線上にない、非連続な成長戦略を描く」というミッションのもと、金融と非金融をつなぐ新しい金融サービスプラットフォーム(Wallet+)をリリース後、『銀行』の”Re-Design”(再デザイン)、Re-Define(再定義)することを目指し、みんなの銀行を設立した。

③新事業を支えるデータ:セクションを横断したデータ分析チームを組成し、ノウハウの蓄積とスムーズな横展開で、グループ全体への波及効果を生み出している。

④おわりに:将来的には、BaaS(Banking as a Service)等を通じて『銀行』を”Re-Define”(再定義)することで、新たな顧客体験の創出を目指したい。
 
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続いて吉田様からは、福岡工業大学卒業後に福岡銀行に入行され、キャリアチャレンジ(ふくおかフィナンシャルグループ内の公募制度)に応募したことで、現職のiBankマーケティング株式会社への出向が叶った経緯が紹介されました。また、ICT事業部での業務内容や働き方を踏まえて、大学で学んでいたことが業務に活かされていると実感するシーンについて、具体的な事例を用いてご説明いただきました。質疑応答の時間には、大学での学びの様子に関する質問が寄せられました。
 
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最後に、本セミナーの企画者であるシステムマネジメント学科藤岡教授から「指数関数的に変化をしている社会様態に興味を持ち、自分自身がどういう成長をし、どのように社会貢献するのかを考えるきっかけにしてほしい。0→1を作る能力が求められる中で、今回の事例を様々な分野や技術に当てはめられないか、ぜひ考えてみてほしい。」という言葉があり、会が締めくくられました。
■株式会社みんなの銀行

ふくおかフィナンシャルグループ傘下のみんなの銀行は、2021年にサービス提供を開始した国内初の”デジタルバンク”です。実店舗を持たず、24時間いつでもスマートフォン上で口座開設や振り込みなど全てのサービスが利用可能。カジュアルなデザイン、煩わしさのない使い心地などが好評を得て、サービス開始から1年で40万口座を突破、40歳未満の若年層を中心に全国で利用が拡大しています。
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