受賞者: 情報工学部 システムマネジメント学科 赤木 文男 教授
公開講義:「生産管理論」
日時:2021年1月22日(金)2時限目(10:40~12:10)
場所:B棟8F 多目的室
参加者:104名(教員23名、職員19名、学生62名)*オンライン参加含む
赤木教授は、学生第一を標榜し、長年にわたりシステムマネジメント学科の教育に務められてきました。特に熱心に学生支援を行うことから、学生からも大変厚い信頼が寄せられています。また、常に丁寧な教育を実践されており、今年のコロナ禍における遠隔授業においても、ビデオカメラや授業スライドなどさまざまな機器を駆使して教授する姿が見受けられ、学生の理解度向上、授業満足度向上に尽力されていることなどから2020年度教育業績賞を受賞されました。今回は、最終講義としてこれまでの教育および研究のご経験をお話しされました。
最初に赤木教授から今日に至るまで大学教員として46年間生産管理を中心に教育研究に携わり、今日で最後の授業となるので感慨深いものがありますとご挨拶がありました。さらに本学に1990年に着任してから教育、研究に携わる中で講義だけでなく水泳部、アイスホッケー部や野球部の顧問を通しての学生との交流や海外研修でのエピソードなどの懐かしい思い出が語られました。
続いて、生産管理についてのまとめの講義がありました。世の中では、生きとし生けるものすべてが生産を行ってきています。工学での生産は、人間が道具類を使用して材料を変換し、製品を作成して供給する過程を取り扱いますが、現代では、サービスの供給が大きな比率を占めて来ています。生産システムは生産市場から生産工程を経て商品市場という経済の循環が行われており、収入と支出の差が利益となり、ビジネスにおいてはこの利益を得ることを念頭に生産システムを分析することが重要であるとお話しされました。そのためには工場で人や機械をどのくらい導入すれば効率が上がるのか、価値分析をどのように行えばよいのかについて、学生にわかりやすいように車の生産過程や奨学金の返還利率の計算などの例を示しながら説明されました。さらに、分析する際の計算式は現代ではエクセルでできるので活用してほしいが、その計算には数学的考え方がベースになっているので考え方を理解した上で応用してほしいと学生に伝えられました。
講義後の意見交換では、赤木教授が学生と信頼関係を築いている姿をよく見かけますが、どのようにコミュニケーションをとっていますかと質問があり、赤木教授からは学生の顔や名前を覚えるようにし、教室内外で声をかけるなどして交流するように心がけていると回答がありました。
情報工学部の前田学部長から、今までの功績への感謝の言葉が述べられ、時には会場には笑い声が響くなど、終始、赤木教授のお人柄がにじみ出るあたたかい最終講義となりました。