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2022.03.16

「2021年度FIT-join活動報告会」を開催しました(2/28)

2月28日(月)、E棟3階セミナー室にて、2021年度FIT-join活動報告会を対面とオンラインで開催し、学生11名と全学教育開発WGの教職員を含め、計24名が参加しました。

まず、FIT-joinの田村俊介さん(情報通信工学科4年)から、FIT-joinの役割として「本学の授業改善を、教員・職員・学生の三位一体で改善する活動」を通し、学びのコミュニティづくりに取り組んでいることが説明され、2020年度の振り返りの際に課題となった「学生同士の縦と横の繋がりを作る」ことを踏まえ、2021年度は学生同士の交流の場を作ること、学生の学びへの意欲を高めること、学生の声を教員に伝え学生の視点から授業改善につなげることを目標に掲げて活動したことが報告されました。具体的にはFIT-inセミナー、学生同士の座談会、教員、先輩インタビュー、学生アンケート、FDカフェを実施し、その活動報告と成果について報告がありました。
 
FIT-inセミナーでは新入生に対し友達作りのゲームを企画し、アンケートの結果、2~5人以上話せる友人ができたという回答が全体の87%と高い割合になりました。新入生の意見では、「ゲームによって話したことがない人と男女問わず仲良くなれた。終了後にはみんなでLINEを交換し、その後も普通に会話をできるようになった。」など良い意見が多く得られました。FIT-joinのメンバーからは、企画から、司会進行などチームで意見をまとめたり、指示したり、普段はやらない経験をすることにより、少しは自分自身がレベルアップできたと思ったとコメントがありました。
また、座談会では、大学生活で多くの経験を積んでいる先輩をゲストスピーカーとして招き、学んだことを自らの成長に繋げ、参加学生同士が高め合える関係を構築することを目的とし、企画から案内のポスター作成、参加者への声掛けを自分たちで行いました。参加者は17名で、「自分も4年生になったら先輩たちのような立派な大学生になっていたい、先輩の知り合いがいなかったが、今回具体的な話を聞けて良かった。」との感想があったとの報告がありました。FIT-joinのメンバーからは、先輩の話をきいて影響を受けた学生が多くいた、卒業前に4年生が後輩たちに何かをサポートをできる機会をつくれてよかったとのコメントがありました。一方で、参加者が目標に達しなかったため、呼び込みに工夫が必要、もう少し目的や雰囲気を伝えるべきだったとの改善点が述べられました。
 
 
FIT-join代表の幸下侑矢さん(生命環境化学科4年)から、2021年度のFIT-joinの活動を振り返り、今年度は多くの活動ができ今後に繋がるベースを作れたこと、座談会やセミナーによって縦と横の繋がりを増やせたこと、アンケート内容を先生方に伝え議論することができた点については目標を達成できたと感じていると報告がありました。一方で、広く活動を知ってもらい、より多くの学生の参加を促す工夫が必要であると感じたと報告がありました。さらに、これまで対面での授業が当たり前だったが、コロナ禍での遠隔授業を経て、反転授業やハイブリッド授業などの授業形態が広く導入され、数年で授業の在り方が大きく変わって来ており、そのような背景の中、教員インタビューのような先生方の考えや思いを学生に伝える活動が必要だと改めて感じたと報告がありました。
また、江口ひなのさん(知能機械工学科年4年)から、2021年度の活動を通じてFIT-joinと教員の関係は着実に深くなってきていると感じるが、FIT-join以外の学生も先生方や先輩学生の人生経験を聞いたり、教育について熱く語り合ったりする場に参加することで学びへの意欲を高めることができるとの考えが示され、本学の授業改善につながる教員と学生の距離感を縮めるイベントをFIT-join主体で計画していきたいと提案がありました。
 
 
報告会の最後には一人一人が活動を通して気づいたことや今後の課題について発表を行いました。その中で、「興味を持ったことに挑戦することの重要性に気づいた」、「授業は学生と先生方が創っていくことが大切であると改めて感じた」、「課題に対してチームで取り組むことの重要性に気づいた」、「FIT-joinでは個人個人の特技を生かして、みんなで分担していくことの大切さ チャンスを自分でつかんで成長することの重要性に気づいた」等のコメントがありました。
平川将太さん(電子情報工学科4年)から、「FIT-joinの活動を通して自分の企画や考えを多くの人の前で話すことで自信がつきました。様々な活動を行ってきたからこそ就職活動の際も広い視点で話すことができました」とコメントがありました。
 
 
意見交換では、WG教員から、「年度初めには5名だったメンバーが22名となり、活動を拡大して継続してきたことは素晴らしい」、「教員が主催する学生のプログラムでも学生の参画が少ないのが悩みなので、ぜひ多くの学生が参画する仕組みを検討してほしい」、「FIT-joinの活動をもっと教職員に広めてほしい」とのコメントがあり、FIT-joinメンバーから、「自分たちも認知度を高めるために情報発信することを課題ととらえており、インスタなどのSNS発信も検討しています」と回答がありました。最後に、WG長から、FIT-joinのメンバーへ今年度の活動に対しての謝辞が述べられました。

※当日の動画はこちらMicrosoft Stream(学内専用)からご覧ください。
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