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2019.11.07

2019年度新任教員FD研修会を開催しました(9/17)

9月17日(火)、E棟3階FDセミナー室にて、新任教員FD研修会を開催いたしました。本取組は、本学に採用後3年以内の専任教員および参加を希望する教職員を対象に、本学のFDの取組について理解を深めてもらうとともに、授業改善への意欲を高めてもらうこと、学内教員間のネットワーク作りのきっかけを得ることを目的として開催されており、今回が7回目となりました。

今回の研修会では、教職員8名(うち、新任教員3名)が参加をし、まず教務部長(教育技術開発WG長)であるシステムマネジメント学科の藤岡寛之教授より、今後の福岡工業大学の教育をどう良くしていくか、それぞれの知見を出し合いながら共有したい。また、新任教員の皆さんが着任されてから、どのような授業運営を行っているのか、その中で上手くいった点や困った点を挙げていただき、共有しながら今後の教育に活かして欲しいとのお話がありました。

今回は、3名の新任教員それぞれから現在の授業内容とともに、講義で工夫していることや注意していること、また、良かった点や困っている点をプレゼンテーション形式で共有を行い、それぞれに対して意見交換を実施しました。

①工学部 生命環境化学科 松山 清 准教授

講義では、学生が興味を持つようにビデオや画像を多用し、穴埋め形式のレジュメを使用。レジュメは毎講義後に回収、理解の薄いところがどこか明確にし、学生が板書やノートをとる時間を確保するなど講義の進行状況にも気を配って実施。その結果、授業アンケートでは良い評価が得られ、理由として学生との意思疎通が円滑に図られていたことが主な要因であった。一方、モチベーションの高くない学生に対してのケアの方法や理解不足の学生への引き上げ方等の課題が共有された。

②情報工学部 情報通信工学科 石田 智行 准教授

講義では、とにかく手を動かすこと、考えさせることに重きを置き、演習を多く取り入れた。また、常に新しい内容(例:Photoshop、AfterEffects他)を取り入れながら行い、毎回事前に次回講義資料をmyFITにアップロード、講義終了後には演習課題をアップロードした講義運営を実施。結果、円滑に講義が進行でき、学生アンケートから高評価を得ることができた。一方、課題としては、授業外学習時間の平均学習時間が伸び悩んでおり、如何にして伸ばしていけばよいのか。また、ディプロマポリシーで定めている「習得する知識・能力」に関して、授業で定めている項目について、特に課題解決力を伸ばすにはどうしたらよいのかという課題が共有された。

③社会環境学部 社会環境学科 乾 隆帝 准教授

講義では、自然環境調査となるので、多くの動画(自作やYouTube動画)を活用。また、体系立てられた学問ではないため、毎回の授業で前回授業のテストをFIT-AIMを使用し実施、翌週までにすべてをチェック、解説を行った。結果、学生アンケートでは高評価を得ることができた。しかし、200名以上履修者がおり、大教室での講義となるため、学生の声をリアルタイムに反映することが難しいとの課題も出てきた。また、毎回フィールドワークを実施することが難しく学生のモチベーション維持が難しいこと、大人数のため、学生の希望にかなわない場合も多く、学生の温度差の違いをどう埋めればよいかなどが挙げられた。
その後、共通の課題として「モチベーションの高くない学生への対応」「演習(課題)を行ってこない学生の対応」の2点が挙げられ、意見交換が行われました。
  • 以前は毎回課題を課していたが、課題をやめた。その代わり15回を通じてここまで習得すれば良いというものを明確に示してあげることで学生が自分で調べるようになった。
  • モチベーションの高くない学生は、興味が薄い学生が多い傾向にある。テストに向けて、内容を段階的に理解しようとせず、一気に全てを理解しようとしている。授業科目の到達ラインを示してあげること、コミュニケーションをとることが大事。
  • 授業内容について言葉にできない学生が多く、そのような機械的に暗記をしている学生については、違うアプローチが必要ではないか。
  • 学習習慣は、必ずしもないわけでなく、教員の熱量によるものも原因の一つである。学生は安易な方向へ流れがちであるので、ある程度導くことが重要。
  • 国公立志望であった学生については、興味を引くポイントを示してあげることが大事で、その時々に魅せ方を変えながら示してあげることが重要。
  • 授業外学習時間を増やすために、研究室やゼミナールなどは授業内外で指導することが容易であるが、低学年次の間は強制力がないので、サポート体制が作れれば主体性が上がるのではないか。
  • (アセスメントポリシーについて)学科としてカリキュラム全体を意識していくため、授業点検書を書いて終わりではなく、この後どう活用するのかを示すことが重要と考える。分野も異なる様々な教員の中で、共通の議論材料になるのではないか。カリキュラムを体系立てて検討する際に活用ができる。今後、可視化できるデータでの蓄積も検討すべきである。
その後、藤岡教務部長から、課題点や参考点を今後も共有しつつ、絶えず授業改善にあたって欲しいと新任教員へメッセージがありました。
次に、事務局より、ピア授業見学についての説明が行われました。授業見学は、ペアで授業を相互見学し、アドバイスを行い、計2回実施予定で、第2回~7回授業のいずれか1回で実施後、これをフィードバックして第8回~13回のいずれかでもう1回実施することが説明されました。

総括として、村山工学部長より、先生方の授業実施の内容から、指導(スキル)レベルは申し分ないと感じたので、引き続き学生指導にあたって欲しい。自主的、主体的といったキーワードが課題であるので、新しい目で本学の教育を改善いただくよう依頼がありました。
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