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2026.10.15

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第45回FD Café「多様な価値観と向き合う学びの場づくり」を開催しました(9/29)

9月29日(火)、第45回FD Café「多様な価値観と向き合う学びの場づくり」を開催し、計26名(教員7名、職員7名、学生12名)が参加しました。
本研修では、講演を通してダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の基本や誰もが持っている無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)を学んだ後、ケーススタディを用いたグループ対話を行い、身近な「違い」や「すれ違い」に焦点を当てながら、参加者一人ひとりが新たな気づきを得るとともに、教職員と学生が互いに理解を深め、より良い学びの環境づくりにつなげることを目指しました。

 

 

今回は、合同会社ヨハクデザイン代表、一般社団法人Work Design Labパートナー西田明紀氏を講師に迎え、「多様な価値観と向き合う学びの場づくり」をテーマに講演いただきました。西田氏は、早稲田大学卒業後、日本IBM、リクルートエージェント、九州電力、グロービス経営大学院、久留米信愛短期大学、福岡地域戦略推進協議会など、企業・大学・地域支援組織において幅広い経験を積まれたほか、2023年からは佐賀県上峰町副町長として自治体行政やDX推進にも携わるなど、産官学の各分野で活躍されています。
講演では、ご自身がこれまで多様な組織や立場で経験してきた事例を交えながら、ダイバーシティの考え方や、多様な価値観を持つ人々と協働する上でのコミュニケーションの重要性について説明がありました。

合同会社ヨハクデザイン 代表 西田 明紀 氏

特に、経験や環境によって形成されるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)が人との関わり方に影響を与えることや、他者を固定的なイメージで捉えず、多面的に理解しようとする姿勢の重要性が示されました。
また、「それも私。でも、それだけじゃない。」という考え方を紹介し、一人ひとりが多様な側面を持つ存在であることを理解しながら対話を行うことが、相互理解や協働につながると説明されました。さらに、自分の考えを適切に伝えるだけでなく、相手の意見や背景に耳を傾け、互いに歩み寄る姿勢の大切さについても述べられました。

 
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参加者同士による意見交換では、多様な価値観や世代間の考え方の違いについて活発な対話が行われました。参加学生からは、「研修を通して、正解が無いということを感じることができました。そして、お互いのことを考える姿勢が大事だと改めて感じました」「教職員の方と同じ班で、LINEや電話などに対する価値観や考え方について意見を共有する中で、世代による考え方の違いや、自分には無かった新しい視点を知ることができました」「 普段あまり聞くことのできない世代の異なる方々の意見を聞くことができ、さまざまな考え方に触れる良い機会になりました」「日常生活では気が付きにくい部分にフォーカスしていただき、グループワークを通して多様な意見を耳にし、自分の視野を拡げる機会となりました」といった感想が寄せられました。また、参加教員からは「学生に向けたD&Iの教え方として参考になりました」「アンコンシャス・バイアスに改めて気をつけなければならないという気になった」「学生にとっては視野を広げるヒントになったのではないかと思います」「無意識の思い込みが様々あることを講師の話やグループワークなどから実感し、大変参考になりました」との声も聞かれました。
最後に、前田教育開発推進機構長(副学長)から総括が行われました。総括では、本講演で示された「タグ付けによる思い込み」や「敵味方を単純に分ける二分割思考」の課題に触れ、SNSの普及により価値観の異なる人との対話が難しくなりつつある現状について言及されました。その上で、大学教育には、多様な価値観や考え方に触れる機会を提供し、人間関係や課題解決において白か黒かといった単純な判断ではなく、多様な視点を受け入れながら共通点や合意点を見出していく力を育む役割があると述べられました。また、本講演は教養教育の重要性を改めて考えるとともに、多様な価値観への理解を深める貴重な機会となったとして講師への謝意が述べられ、閉会となりました。

前田教育開発推進機構長(副学長)

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