8月25日(火)、「新任教員フォローアップ研修会」を開催しました。本研修は、新任教員(主に着任1~3年目)が前期の教育活動を振り返り、現状の課題を共有するとともに、本学教員としての心構えや本学の教育に対する考え方を理解し、後期の教育改善に取り組めるようにすることを目的としています。14回目となる今回は、着任3年目までの新任教員9名を含む計20名(教員16名、職員4名)が参加しました。
今回は、①前期(教育・研究・その他)を振り返り、後期に向けた改善のアクションプランを立てる、②カリキュラム・ポリシーに応じた授業設計(内容・方法)について考える、の2点を目標とし、教員間のネットワーキングも図りながら研修が進められました。
開会にあたり、前田教育開発推進機構長(副学長)より、本研修の趣旨と目標について説明があり、参加者同士が積極的に意見を交わすことで、学部・学科を越えた教育・研究に関するネットワークを深めてほしいとの話がありました。
トピックス
2026.09.04
2026年度「新任教員フォローアップ研修会」を開催しました(8/25)
前田機構長
続いて、情報工学部情報マネジメント学科の神辺圭一先生から、「学生の回答を、次の『学び』につなげる―相互意見参照システムを使った授業づくりと3年間の試行錯誤―」をテーマに話題提供が行われました。神辺先生からは、学生が自分の回答を提出した後、他の学生の回答を読み、参考になった回答を次の回答につなげる「思考往還型相互意見参照システム XIO(エクシオ)」の概要と、3年間にわたる授業実践について紹介がありました。
発表では、回答を学生間で相互参照させることで、自分とは異なる視点を得て考え直す機会を設けることや、学生の回答同士を「参考にした」という関係で結び、思考のつながりを記録する仕組みについて説明がありました。また、旧バージョン(XIO1)における回答時間の不足、参照先の入力ミス、スマートフォンへの対応不足といった課題を踏まえ、生成AIとの協働により約4週間でXIO2を開発した経緯が紹介されました。2026年度前期の授業では、学びの振り返りアンケートにおいて課題理解や新しい視点の獲得について肯定的な評価が得られた一方、設問数や難易度、授業内での回答時間の確保などが今後の課題として挙げられたことの紹介があり、システムはあくまで学びを支える道具であり、問いの設定や振り返りの時間を含めた授業設計が重要であることについて説明がありました。また、学生の提出物を「提出して終わり」にせず、その後の授業や学びの資源として活用するためには、今後もうまくいかなかったことも記録・分析し、次年度の改善と研究の両方へつなげることの重要性が述べられました。
発表では、回答を学生間で相互参照させることで、自分とは異なる視点を得て考え直す機会を設けることや、学生の回答同士を「参考にした」という関係で結び、思考のつながりを記録する仕組みについて説明がありました。また、旧バージョン(XIO1)における回答時間の不足、参照先の入力ミス、スマートフォンへの対応不足といった課題を踏まえ、生成AIとの協働により約4週間でXIO2を開発した経緯が紹介されました。2026年度前期の授業では、学びの振り返りアンケートにおいて課題理解や新しい視点の獲得について肯定的な評価が得られた一方、設問数や難易度、授業内での回答時間の確保などが今後の課題として挙げられたことの紹介があり、システムはあくまで学びを支える道具であり、問いの設定や振り返りの時間を含めた授業設計が重要であることについて説明がありました。また、学生の提出物を「提出して終わり」にせず、その後の授業や学びの資源として活用するためには、今後もうまくいかなかったことも記録・分析し、次年度の改善と研究の両方へつなげることの重要性が述べられました。
神辺圭一先生
その後のグループワーク①では、参加者が前期の教育・研究活動等を振り返り、気づきや課題、後期に取り組みたいことについて共有しました。学生間の学力差への対応、授業内容や評価方法の見直し、演習時間の確保、学生の理解度を把握する工夫など、各自の授業実践に基づく意見交換が行われ、参加者同士で共有されました。
次に、教育開発推進機構の利光和彦アドバイザーから、「本学学生への向き合い方とアクティブラーニングについて」をテーマに話題提供が行われました。少子化や学生の多様化、生成AIの普及など大学を取り巻く状況を踏まえ、知識の習得と結果の測定を中心とする教育から、学生が安全に失敗し、問い、判断、内省を重ねながら思考を鍛える教育へ転換する必要性と、それを可能にする教育の1つとして「アクティブラーニング」があるとの説明がありました。
また、本学で進めているAL再定義の取組みの紹介に続き、情報システム工学科の徳安達士先生が実践するアクティブラーニング型授業についても紹介がありました。この中で、従来の「説明70分・演習20分」という時間配分を、「事前学習・復習5分・説明15分・演習70分~」へと転換し、学生同士の相互確認や相互解説を取り入れた結果、合格率の向上や学び合いの促進につながった事例が示されました。利光アドバイザーからは、学びの主導権は学生にあり、教員は学生が「自分で考え、学び、乗り越える力」を育てるために伴走者であり続けること、必ずしも一律の形式にするのではなく、各授業にマッチした形式・方法で学生の主体性に配慮した授業を実施してほしいとのメッセージが伝えられました。
次に、教育開発推進機構の利光和彦アドバイザーから、「本学学生への向き合い方とアクティブラーニングについて」をテーマに話題提供が行われました。少子化や学生の多様化、生成AIの普及など大学を取り巻く状況を踏まえ、知識の習得と結果の測定を中心とする教育から、学生が安全に失敗し、問い、判断、内省を重ねながら思考を鍛える教育へ転換する必要性と、それを可能にする教育の1つとして「アクティブラーニング」があるとの説明がありました。
また、本学で進めているAL再定義の取組みの紹介に続き、情報システム工学科の徳安達士先生が実践するアクティブラーニング型授業についても紹介がありました。この中で、従来の「説明70分・演習20分」という時間配分を、「事前学習・復習5分・説明15分・演習70分~」へと転換し、学生同士の相互確認や相互解説を取り入れた結果、合格率の向上や学び合いの促進につながった事例が示されました。利光アドバイザーからは、学びの主導権は学生にあり、教員は学生が「自分で考え、学び、乗り越える力」を育てるために伴走者であり続けること、必ずしも一律の形式にするのではなく、各授業にマッチした形式・方法で学生の主体性に配慮した授業を実施してほしいとのメッセージが伝えられました。
利光和彦アドバイザー
続くグループワーク②では、担当科目におけるアクティブラーニングの取組みと実施上の課題について意見交換を行いました。参加者からは、学生の名前や状況を把握しながら関係を構築する取組みや、調査・発表活動、学生同士による相互評価、反転授業、小テストによる理解度確認など、各科目の特性に応じた多様な実践事例が紹介されました。また、学生が主体的に学ぶためには、達成感や成功体験を得られる課題設定が重要であることや、学生の学習意欲を高めるための工夫について意見交換が行われました。さらに、アクティブラーニングの実践方法は科目によって異なるため、それぞれの授業に適した形で取り入れていくことの重要性についても共有されました。
最後に、前田教育開発推進機構長(副学長)より研修の総括が行われました。総括では、他者の考えに触れることが学生の視野の拡大や学びの深化につながること、また、学生一人ひとりの能力を高めるためには、学生が主体的に学ぶことのできる環境づくりが重要であることが改めて示されました。さらに、本学が進める新たなアクティブラーニングの考え方について触れながら、学生が自ら考え、挑戦し、成長を実感できる授業づくりに取り組んでほしいとのメッセージが伝えられました。また、学生の学びへの意欲を引き出し、卒業時に大きく成長した姿へと導くためには、教員一人ひとりの教育実践が重要であり、本日の研修で得られた気づきや知見を今後の授業改善に生かしてほしいとの期待が述べられ、閉会となりました。
最後に、前田教育開発推進機構長(副学長)より研修の総括が行われました。総括では、他者の考えに触れることが学生の視野の拡大や学びの深化につながること、また、学生一人ひとりの能力を高めるためには、学生が主体的に学ぶことのできる環境づくりが重要であることが改めて示されました。さらに、本学が進める新たなアクティブラーニングの考え方について触れながら、学生が自ら考え、挑戦し、成長を実感できる授業づくりに取り組んでほしいとのメッセージが伝えられました。また、学生の学びへの意欲を引き出し、卒業時に大きく成長した姿へと導くためには、教員一人ひとりの教育実践が重要であり、本日の研修で得られた気づきや知見を今後の授業改善に生かしてほしいとの期待が述べられ、閉会となりました。