1月7日(水)、本学図書館プレゼンテーションコートにてFIT-ITセミナーを開催し、学生18名、教職員11名、計29名が参加しました。
今回のFIT-ITセミナーでは、Microsoftで約20年間にわたり従事されたTakahisa SAKURAI氏を講師にお招きし、学生に向けて日本語でカジュアルに、日米の教育や企業文化の違い、多様性、学生への提言など幅広いテーマについて、参加者との対話や即席での参加者の実践(簡単なディベートや長所・短所の発表など)を交えながらご講演いただきました。以下、講演のポイントをご紹介します。
■ 講師紹介
SAKURAI氏は13歳で日本から米国ニューヨークへ渡り、米国の大学卒業後はMicrosoftに入社、携帯部門でのスマートフォンOS開発やOSセキュリティ開発に従事しました。現在は、日本の中小企業と米国をつなぐ企業および学生の国際経験支援を行うNPOの立ち上げ、人と共存できるAIの研究など、精力的に活動されています。
トピックス
2026.01.21
FIT-ITセミナーを開催しました(1/7)
■ セミナーの主なポイント
1. 日米の教育の違い
•米国では小学校から日常的にディベートが行われ、自分の意見を持ち、伝える教育が重視される。日本では、周囲に合わせる同調圧力があるが、同調圧力が強いと新しい発想などが生まれにくい。
•米国では中学校からクラス(学級)という概念がなく、学年を超えた授業選択が可能。飛び級や下の学年の授業履修が当たり前に行われる。他人と比較しない文化で、成績順位の開示もない。
•学生は授業外で自主的にプロジェクトを企画・実施。資金も学生自ら集めることが多い。
2. 米国の企業体制
•米国の採用は通年採用であり、日本のような新卒一括採用は無い。プロジェクト経験やインターンを採用判断の重要な要素とする。
•職種で明確にキャリアが分かれている。例えばエンジニアとマネージャーは別ルートで昇進していく。
•社員を重要なリソースとして扱う。社員の幸福度が仕事の効率に直結すると考えている。
1. 日米の教育の違い
•米国では小学校から日常的にディベートが行われ、自分の意見を持ち、伝える教育が重視される。日本では、周囲に合わせる同調圧力があるが、同調圧力が強いと新しい発想などが生まれにくい。
•米国では中学校からクラス(学級)という概念がなく、学年を超えた授業選択が可能。飛び級や下の学年の授業履修が当たり前に行われる。他人と比較しない文化で、成績順位の開示もない。
•学生は授業外で自主的にプロジェクトを企画・実施。資金も学生自ら集めることが多い。
2. 米国の企業体制
•米国の採用は通年採用であり、日本のような新卒一括採用は無い。プロジェクト経験やインターンを採用判断の重要な要素とする。
•職種で明確にキャリアが分かれている。例えばエンジニアとマネージャーは別ルートで昇進していく。
•社員を重要なリソースとして扱う。社員の幸福度が仕事の効率に直結すると考えている。
3. 多様性と文化
•多様性[DEI:Diversity(多様性), Equity(公平性), Inclusion(包括性)]とは、異なる文化・価値観をリスペクトすること。
•日本の多様性の課題として、ジェンダーギャップやハンディキャップに対する考え方がある。米国ではハンディキャップは一つの個性と捉え、その人ならではの視点を価値に変える考え方が主流。
4. 自己評価と自己肯定感
•自分の長所・短所を理解し、自己評価をできること、また周囲に伝えられるということが重要。
•自己肯定感が上がると自分が安心できる居場所が分かり、コミュニケーションが生まれる。
5. 学生へのメッセージ
•一つの分野のスキルに新しい知識を掛け合わせることで、新しい発想や価値が生まれる。大学や外部ネットワークなど利用可能なリソースを最大限利用して、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦してほしい。失敗は勉強である。
•AI時代のITエンジニアに必要なことは、AIを利用してもよいので何かを創るということが大切。コアとなる勉強や知識は変わらず必要。(質疑応答にて)
講演に触発されたこともあってか、質疑応答でも活発に質問があり、多くの学生が講演終了後に講師のもとへ話に行くなど、積極性が窺えました。
終了後のアンケートでは、「日本と米国の教育や働き方、文化・多様性の違いを具体的に学ぶことができ、これからの日本に必要なことや自分ができることを見出すことができた」、「エンジニアという職業はやはり実力主義であると感じた。学生時代にプロジェクト等を通してエンジニアとしての経験を持っておくことは就活や就職後にも非常に大切なものだと思うので、早めに行動をしていきたい」などの感想があり、教育・キャリア・多様性について考える貴重な機会となりました。
•多様性[DEI:Diversity(多様性), Equity(公平性), Inclusion(包括性)]とは、異なる文化・価値観をリスペクトすること。
•日本の多様性の課題として、ジェンダーギャップやハンディキャップに対する考え方がある。米国ではハンディキャップは一つの個性と捉え、その人ならではの視点を価値に変える考え方が主流。
4. 自己評価と自己肯定感
•自分の長所・短所を理解し、自己評価をできること、また周囲に伝えられるということが重要。
•自己肯定感が上がると自分が安心できる居場所が分かり、コミュニケーションが生まれる。
5. 学生へのメッセージ
•一つの分野のスキルに新しい知識を掛け合わせることで、新しい発想や価値が生まれる。大学や外部ネットワークなど利用可能なリソースを最大限利用して、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦してほしい。失敗は勉強である。
•AI時代のITエンジニアに必要なことは、AIを利用してもよいので何かを創るということが大切。コアとなる勉強や知識は変わらず必要。(質疑応答にて)
講演に触発されたこともあってか、質疑応答でも活発に質問があり、多くの学生が講演終了後に講師のもとへ話に行くなど、積極性が窺えました。
終了後のアンケートでは、「日本と米国の教育や働き方、文化・多様性の違いを具体的に学ぶことができ、これからの日本に必要なことや自分ができることを見出すことができた」、「エンジニアという職業はやはり実力主義であると感じた。学生時代にプロジェクト等を通してエンジニアとしての経験を持っておくことは就活や就職後にも非常に大切なものだと思うので、早めに行動をしていきたい」などの感想があり、教育・キャリア・多様性について考える貴重な機会となりました。