トピックス
2025.10.02
第40回FD Café「大学におけるつながりについて考えよう!」を開催しました (9/19)
9月19日(金)「大学におけるつながりについて考えよう!」をテーマに、第40回FD CaféをE棟3F R1にて教職学で開催いたしました。
教職学でのFD Caféでは、教員と学生が意見交換を通してお互いの理解を深め、今後の本学における学習者本位の教育の推進、全学的な授業改善につなげることを目的に開催しています。
今回のFD Caféでは、学生27名、教職員21名、計48名が参加し、大学における“つながり”に関して、学生の声からみえる現状と課題、つながりに必要な要素や得られる効果などについて共に考えました。
プログラムは、学生FD FIT-joinが前期に実施した学生アンケートの報告を行い、情報通信工学科の松尾慶太教授のファシリテーションによるグループワークでは、大学におけるつながりをテーマにグループワークを行い、各グループのまとめを発表しました。
プログラムに先立ち、ファシリテーターの松尾教授から、グループ内で役割分担について説明があり、自己紹介では「この夏の一番の思い出」をテーマにアイスブレイクが行われました。
続いて、FIT-joinの有澤さん(情報工学科2年)、工藤さん(社会環境学科2年)から、FIT-joinが前期に実施した学生アンケートの報告と分析結果から学生が充実した学生生活を送るために必要なことについて提案が行われました。
この学生アンケートは学生が授業や大学生活に対して抱いている不安や改善してほしい点について調査を行い、結果を分析し、教職員との意見交換の場で改善に向けた提案をすることを目的としています。今年度は、昨年度の活動からヒントを得た学生生活を充実させるには人とのつながりができる環境づくりが必要ではないかという点に焦点をあて、以下の仮説をもとに、設問を検討し、結果を分析しました。
【仮説】
人とのつながりがある人は、充実した学校生活を送っているのではないか。
活かせる環境を持つ人は、充実した学校生活を送っているのではないか。
【実施概要】
期間:2025年6月18日~7月9日(3週間)
方法:Microsoft Formsによるオンライン調査
対象:本学の学部生・大学院生・短大生
回答数:482件(目標500件、達成率96%)
アンケートの結果を基に分析と検証を行うために夏季休暇中にFITセミナーハウスで研修合宿を実施したことが報告されました。
まず、現状として本学の学生がどのくらい学生生活が充実しているのかを調査したところ、91%の学生が「とても充実している、充実している」と回答しており、多くの学生が充実している様子がうかがえました。その理由として、充実している学生は、「学びたいことが学べる」、「友達ができて楽しい」との回答が多く、一方で充実していない学生は、「勉強の負担が大きい」、「人間関係が築きにくい」との回答が多いことが分かりました。前述の仮説をもとに分析した結果、以下の提案を行いました。
提案①:教員と話す機会の拡充
提案②:友人との協働学習を可能にする場の拡充
提案①の根拠として、学生の充実度と教員と話す機会の頻度を分析したところ、「充実度が高い」と感じている学生が、教員と話す機会があると回答した割合は37%であるのに対し、「充実度が低い」と感じている学生が、教員と話す機会があると回答した割合は16%であり、学生生活が充実している学生ほど教員と話す機会が多いことがわかりました。また、どういった場所で話すことが多いかについては、充実している学生もそうでない学生も授業前後、講義内で話している学生が多いという結果になりました。そのことから学生と教員の交流の機会を増やす提案として、例えば、講義の冒頭や終了時に5~10分の交流時間を設けることや教員との交流イベントの開催などが挙げられました。
また、提案②の根拠として、「活かせる環境を持ち合わせている人」は充実した学生生活を送ることができているのではないかという仮説について分析した結果、学生生活が充実している学生とそうでない学生とで利用している施設での差は見られなかったため、利用が一番多い図書館3Fでの利用の理由を分析した結果、充実していると回答した学生の約70%は友達と教えあうためといった協働学習を目的としていることが分かりました。友人と交流しながら学べる空間が求められていることから、協働学習が可能な場の拡充、例えばグループ学習スペースの増設やmy FIT掲示板で学習環境の利用状況を可視化するなどの提案がありました。
発表を受けて、グループワーク1では、「大学でのつながりを活性化するために」をテーマに提示された10個のキーワードついて、各自のアイディアや意見を挙げていくブレインストーミングが行われました。次に、グループワーク2では、各グループ内での意見のグルーピングを行いました。
各グループからの発表では、つながりを活性化するためにできることとして、以下のアイディアが挙げられました。
・交流の場の整備:教員と学生が気軽に交流できるスペースを学内に設ける。
・研究室紹介の授業:学生が研究室を訪問しやすくなるよう、研究室紹介の機会を設ける。
・本音で話せる場の必要性:教職員と学生が率直に意見交換できる場の検討。例:ランチミーティングなど。
・多様な交流スタイルの尊重:対面・オンラインなど、教職員、学生双方のスタイルに合わせた柔軟な交流環境が重要。
・交流の強制を避ける配慮:つながりは成長につながるが、交流を強制する雰囲気は避けるべきではないか。
・時間の使い方への配慮:教員・学生双方にとって、交流の時間が負担にならないよう工夫が必要。
グループでの発表を受けて、松尾教授から、「発表での意見を参考に今後のいいつながりをつくっていくエネルギーにしてほしい、学生さんはこれから社会に出ていく中で、私見だが、どんなにいい仕事でもつながりがないと辛く、たとえ仕事が大変でもつながりがあると頑張ったり、能力以上の力を発揮したりできると考えるので、これからもつながりを意識して進んでほしい。」とコメントがありました。
最後に前田副学長から、ファシリテーターの松尾教授、参加者、発表者の有澤さん、工藤さんへの謝辞があり、「学生アンケート結果からの提案やここでの発表のアイディアを本学の改善に活かしていきたい、こういう集まりを起点に本学ならではの交流の機会を学生視点でも増やしてほしいと述べられました。
実施後のアンケートでは、学生から、「自分はまだまだ大学の設備を活用できてないし、先生方との交流もあまりできていないことに気づいた。」、「もっと施設や環境をうまく使って、充実した学校生活にしたいと思った。」、「学生同士のつながりだけでなく、教職員や地域との関わりも大切だと気づきました。つながりを作るには、自分から積極的に参加する姿勢が必要だと思いました。」との回答や、教職員からは、「楽しく参加することができました。学生と教職員が一体となって、同じテーマに取り組むのは非常に良いと思います。」、「大学での学修であっても、社会に出てからの仕事・地域活動であっても、繋がりをうまく作れれば楽に生きることができるように思います。繋がり作りのきっかけとして、思い切って周りの人に自分から声をかける勇気を多くの学生さんに持ってもらえればと思います。」との回答がありました。
前のページに戻る
教職学でのFD Caféでは、教員と学生が意見交換を通してお互いの理解を深め、今後の本学における学習者本位の教育の推進、全学的な授業改善につなげることを目的に開催しています。
今回のFD Caféでは、学生27名、教職員21名、計48名が参加し、大学における“つながり”に関して、学生の声からみえる現状と課題、つながりに必要な要素や得られる効果などについて共に考えました。
プログラムは、学生FD FIT-joinが前期に実施した学生アンケートの報告を行い、情報通信工学科の松尾慶太教授のファシリテーションによるグループワークでは、大学におけるつながりをテーマにグループワークを行い、各グループのまとめを発表しました。
続いて、FIT-joinの有澤さん(情報工学科2年)、工藤さん(社会環境学科2年)から、FIT-joinが前期に実施した学生アンケートの報告と分析結果から学生が充実した学生生活を送るために必要なことについて提案が行われました。
【仮説】
人とのつながりがある人は、充実した学校生活を送っているのではないか。
活かせる環境を持つ人は、充実した学校生活を送っているのではないか。
【実施概要】
期間:2025年6月18日~7月9日(3週間)
方法:Microsoft Formsによるオンライン調査
対象:本学の学部生・大学院生・短大生
回答数:482件(目標500件、達成率96%)
アンケートの結果を基に分析と検証を行うために夏季休暇中にFITセミナーハウスで研修合宿を実施したことが報告されました。
まず、現状として本学の学生がどのくらい学生生活が充実しているのかを調査したところ、91%の学生が「とても充実している、充実している」と回答しており、多くの学生が充実している様子がうかがえました。その理由として、充実している学生は、「学びたいことが学べる」、「友達ができて楽しい」との回答が多く、一方で充実していない学生は、「勉強の負担が大きい」、「人間関係が築きにくい」との回答が多いことが分かりました。前述の仮説をもとに分析した結果、以下の提案を行いました。
提案①:教員と話す機会の拡充
提案②:友人との協働学習を可能にする場の拡充
提案①の根拠として、学生の充実度と教員と話す機会の頻度を分析したところ、「充実度が高い」と感じている学生が、教員と話す機会があると回答した割合は37%であるのに対し、「充実度が低い」と感じている学生が、教員と話す機会があると回答した割合は16%であり、学生生活が充実している学生ほど教員と話す機会が多いことがわかりました。また、どういった場所で話すことが多いかについては、充実している学生もそうでない学生も授業前後、講義内で話している学生が多いという結果になりました。そのことから学生と教員の交流の機会を増やす提案として、例えば、講義の冒頭や終了時に5~10分の交流時間を設けることや教員との交流イベントの開催などが挙げられました。
また、提案②の根拠として、「活かせる環境を持ち合わせている人」は充実した学生生活を送ることができているのではないかという仮説について分析した結果、学生生活が充実している学生とそうでない学生とで利用している施設での差は見られなかったため、利用が一番多い図書館3Fでの利用の理由を分析した結果、充実していると回答した学生の約70%は友達と教えあうためといった協働学習を目的としていることが分かりました。友人と交流しながら学べる空間が求められていることから、協働学習が可能な場の拡充、例えばグループ学習スペースの増設やmy FIT掲示板で学習環境の利用状況を可視化するなどの提案がありました。
発表を受けて、グループワーク1では、「大学でのつながりを活性化するために」をテーマに提示された10個のキーワードついて、各自のアイディアや意見を挙げていくブレインストーミングが行われました。次に、グループワーク2では、各グループ内での意見のグルーピングを行いました。
・交流の場の整備:教員と学生が気軽に交流できるスペースを学内に設ける。
・研究室紹介の授業:学生が研究室を訪問しやすくなるよう、研究室紹介の機会を設ける。
・本音で話せる場の必要性:教職員と学生が率直に意見交換できる場の検討。例:ランチミーティングなど。
・多様な交流スタイルの尊重:対面・オンラインなど、教職員、学生双方のスタイルに合わせた柔軟な交流環境が重要。
・交流の強制を避ける配慮:つながりは成長につながるが、交流を強制する雰囲気は避けるべきではないか。
・時間の使い方への配慮:教員・学生双方にとって、交流の時間が負担にならないよう工夫が必要。
情報通信工学科 松尾教授
前田機構長
実施後のアンケートでは、学生から、「自分はまだまだ大学の設備を活用できてないし、先生方との交流もあまりできていないことに気づいた。」、「もっと施設や環境をうまく使って、充実した学校生活にしたいと思った。」、「学生同士のつながりだけでなく、教職員や地域との関わりも大切だと気づきました。つながりを作るには、自分から積極的に参加する姿勢が必要だと思いました。」との回答や、教職員からは、「楽しく参加することができました。学生と教職員が一体となって、同じテーマに取り組むのは非常に良いと思います。」、「大学での学修であっても、社会に出てからの仕事・地域活動であっても、繋がりをうまく作れれば楽に生きることができるように思います。繋がり作りのきっかけとして、思い切って周りの人に自分から声をかける勇気を多くの学生さんに持ってもらえればと思います。」との回答がありました。