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2025.09.10

2025年度「新任教員フォローアップ研修会」を開催しました (8/27)

8月27日(水)、「新任教員フォローアップ研修会」を開催いたしました。本研修は新任教員(主に1~3年目)を対象に、前期の教育活動の振り返りを通して、現状の課題などを共有し、本学教員としての心構えを持ち、本学での考え方を理解した上で後期の教育に取組むことができるようにすることを目的として開催するものです。13回目となる今回の研修には、教職員23名(教員19名のうち2025年度着任4名、2024年度着任4名、2023年度着任4名)が参加しました。

開会にあたり、ファシリテーターである前田教育開発推進機構長(副学長)より、本研修の目標(①前期(教育・研究・その他)を振り返り、後期に向けた改善のアクションプランを立てる、②カリキュラムマネジメントの必要性を理解し、DP関与度に応じた授業設計について考える)について説明があった他、参加者の方に多く話をして頂くことで学部・学科を超えた教育研究に関するネットワークを作って頂きたいとのお話がありました。
  • 教職員23名が参加

  • 前田機構長

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続いて、研修の目標①に関して、奥田 賢一先生(生命環境化学科、2023年度着任)から、「本学での振り返りと改善の取組み」をテーマに話題提供が行われ、着任後の教育・研究活動の振り返りやご自身の教育改善の工夫について発表がありました。この中で、学生のレベル感の把握やAL導入、他の関連する科目との接続など、授業計画を立てるにあたって留意していることの紹介の他、キーワードを穴埋め形式とした配布資料、視覚的に理解を促すための動画資料の活用、多角的な学力評価を行うことができるように複数型式の問題を組み合わせた試験問題の作成などの工夫について紹介がありました。また、2024年度授業アンケートでは、担当科目について、シラバスで設定したコンピテンシーと履修者が感じる学習成果に整合性が見られたことについても紹介がありました。その他、生命環境化学科では全ての実験科目について、実験技術を正しく身に付けるために詳細な実験手順をまとめたプロトコールの提出を必須としていることや、実験テキストに関連動画資料のリンクを貼って実験操作をイメージしやすくする工夫を行っていること、実験の解説動画資料を作成し、受講者が事前視聴することで、難しい実験の成功率が向上した事例について紹介がありました。また最後に、課題と今後の授業改善計画についてお話があり、成績下位層をフォローしつつ成績上位層の満足度を高めるために選択式課題を導入することや、ALの機会を増やしたりグループワークを取り入れたりすることで「学び合い」を促し、主体的な学びを促進することなどが挙げられました。
  • 奥田 賢一先生

  • 質疑応答

続いて、グループワークが行われ、前期(教育・研究・その他)を振り返り、後期に向けた改善のアクションプランについて、グループ内での共有と全体共有が行われ、この中で、学生間の学力差の課題や上位層の満足度と下位層のモチベーション向上のための取組み、レポート課題でのAI活用の問題点、講義での演習時間の確保に向けた工夫などについて共有が行われました。

次に、研修の目標②について、まず前田機構長より、カリキュラムマネジメントの全体像およびカリキュラム設計・評価の理想像について説明があり、続いてカリキュラムマネジメントの必要性を理解し、DP関与度に応じた授業設計について考えるグループワークが行われました。これについては、事前課題として、担当している1科目について科目のねらいが端的に学生に伝わるようなサブタイトルやその科目が貢献しているDP(到達目標)、それを達成するための工夫や課題点などを「担当科目に関するワークシート」に記入する個人ワークが予め行われており、このワークシートをもとに自分の授業で伸ばしたいDP(達成目標)はなにか、またそれを達成するための工夫や課題等について、グループおよび全体での共有と意見交換が行われました。またこの中で、工学的観点から共通言語としての数学の重要性に気付くことが数量的スキルやリテラシーの伸長に繋がることや、教員間でCPにおける科目の繋がりを整理し連携を図ることの重要性、自己調整学習を促す環境づくりに向けた方策、授業内容と社会の関わりを説明することが学びに対するモチベーションの向上や未来構想力の育成に繋がることなどについて共有が行われました。
  • グループワーク

  • 全体共有

利光 和彦アドバイザー
続いて、本学学生への向き合い方に関し、利光和彦アドバイザー(教育開発推進機構)より本年度から新たに実施している授業コンサルティングの取組みについて紹介がありました。本取組みは、利光アドバイザーがご希望者の授業参観を行い、参観後は懇談と参観メモによるフィードバックが行われるもので、前期は5件のコンサルタントが実施されています。お話の中で、ご自身が着任後、教員が話すことが主体の授業では思っている以上に学生の理解度が低い状況であったことから、それまでの授業を根本的に見直す必要性に迫られたこと、そのため学⽣が⾃ら学ぶことで教育効果を上げ、かつ教員負担も減らすためにALを導入し、授業の講義(説明)と演習の構成時間を大幅に見直すなどした経験やその工夫点について紹介がありました。また、各先生の個性を生かした、学生がやる気になる授業を実施して頂きたいとのメッセージが送られました。

最後に、前田機構長より研修の総括と閉会挨拶があり、学習者本位とは学生を手取足取り指導するのではなく、学生の状況をよく見て、学ぶ人の立場に立って教育を提供し、学生自身が自分が何ができるようになったかがわかるように指導するという考え方であり、研修の様子から、先生方がそうした方向を向いて学生に接して頂いていると感じたこと、また、学生に付加価値を付けて実践型人材を育成するという本学の社会的役割を果たすことが本学の生き残りに繋がり、そのためには学生が学びへのモチベーションを掻き立てられるような授業が重要であるとのお話があり、そうしたことを念頭に授業に取り組んで頂きたいとのメッセージが伝えられ、閉会となりました。


 
 
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