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2025.04.25

2025年度「新任教員FD研修会」を開催しました (4/4)

教職員15名が参加
4月4日(金)、「新任教員FD研修会」を開催いたしました。本研修は新任教員4名(知能機械工学科1名、電気工学科2名、情報通信工学科1名)を対象に着任時研修として対面形式で実施し、併せて教職員15名(教員9名、職員6名)が参加しました。
本学の新任教員 FD 研修は、教員の世代交代を背景として、組織文化の継承を目的に2013年度から開始し、その後、AL型授業の全学展開やアセスメントプラン本導入による質保証の取組み推進などの教育改革の方向性に合わせ、プログラムを改善しながら継続しています。
また本研修に先がけて、シラバス作成前の2月に本学の教育(大学教育を取り巻く現状、本学の教育、授業実施の方針、FD活動の案内等)および、本学の質保証の取り組み(教育の質保証の取り組み、アセスメントプランに基づく教育点検活動、達成目標に基づく授業設計(P)、授業の実施・学生指導(D)、授業評価(C)と授業改善・教育改善(A)等)に関する動画の事前視聴案内を行うとともに、総務人事課より授業設計に関するe-ラーニング(ビズアップ総研『 e-JINZAI 』を活用)の視聴案内を行いました。
開会にあたり、前田機構長より挨拶があり、本研修はワークショップ形式での自由な意見交換の場としたいとのお話がありました。また事前動画の目標と要旨、本学が求める教員像、本学の人材育成目標達成に向けたDP、カリキュラム設計・評価方法、アセスメントプラン、各教員の教育への向き合い方、個々の授業での教育方法の重要性について説明がありました。また、本研修の2つの目的「①話題提供と意見交換を通じて、本学の現状と課題、学生との向き合い方について知るとともに、自身の授業への活かし方や教育への向き合い方を考える」、「②本学の教育方針・人材育成目標の理解を踏まえ、自身がどのように教育(授業)に向き合っていくか、目標設定を行う」について説明がありました。
話題提供①
続いて参加者の自己紹介が行われた後、1つ目の話題提供があり、前田機構長より「福岡工業大学における新DPに沿った人材育成」をテーマに、新たな人材育成像である「デジタル力を備えた実践型人材(デジタルエキスパート)」、デジタルエキスパート育成を実現するための新DP(2025~)の策定、全学カリキュラム・ポリシー、デジタルエキスパートを育成する教育プログラム、各授業科目におけるDP(コンピテンシー)の伸長等について説明がありました。続いて教育の方向性などについて意見交換が行われ、数式だけを教えるのではなく、実際のモノが意識できるようにモノを動かしながら数式と現象を並行して説明を行うような授業を行っていきたいこと、前任校ではプログラミングの授業に先がけてまずPythonを使ってロボットを動かしプログラミングでできることを実感できるような仕掛けをし、この中でALやPBLを実施していたこと、大学では受講者数の規模や教室条件にあわせたALやPBLを実施することが課題であると考えていることについて共有があり、これについて、本学における実験授業と座学の連関の取組み例について紹介がありました。またその他にも、学生には授業の中で、専門知識だけではなく、社会に出てから実践の場で求められるコミュニケーション力を身につけることも重要であることを伝えていきたいこと、座学の中でもシミュレーションで結果を確認しながら学べるようなALを取り入れたいこと、大学の受講者数の規模に対応したALの実践に課題を感じていることなどについて共有が行われました。
 
次に、山澤教務部長(FDer)より、「学⽣との向き合い⽅について」をテーマに、「授業」・「研究室(卒研など)」・「授業外での質問や相談」という3つのシチュエーションにおける学生との向き合い方について話題提供がありました。この中でまず山澤先生より、学生と向き合う際、自身は対話しやすい(学生が教員と会話しやすい)空気づくりを意識していることについて紹介があり、空気づくり以外にも「授業」での双方向性の確保や、「研究室」での課題・研究の進捗管理方法、「授業外」で学生から色々な相談を受けた時の学生との向き合い方について自身の状況について紹介があり、各自それぞれのスタンス・スタイルで考えてみて頂きたいとのお話がありました。
続いて出席者全員がシチュエーション別に、自身の学生との向き合い方について共有が行われ、この中で、FIT-AIMの授業の振り返り機能を活用した学生の理解度の確認、時代とともに変わる学生に適合するDP・CPを満たすような授業設計の必要性、高専と比較して受講者数や1科目の授業期間(高専は通年)が異なる環境での授業設計の難しさ、学生が希望する研究テーマに必要な専門知識が自身の研究分野と異なりカバーが難しい場合の対策、研究室で研究の進捗管理をするための全体的なスケジュールの設定方法、セクハラという視点で学生に安心感を与える環境の確保等について意見交換が行われました。

意見交換の後、本学の教育方針や人材育成目標を踏まえ、本学でどのような教育を行いたいと考えるかについて、目標設定を行う時間が設けられました。また、全体共有が行われ、モノを動かすための実学として実物提示型の教育を行い、実践的技術者の育成を目指したい、For all the studentsの教育理念にそって担当科目の授業に取り組みたい、毎回の授業内レポートを実施して学生の理解度と意見・感想に耳を傾け、学生のために日々アップデートした教育を実施していきたい、学生が毎日来たいと思うような研究室運営を行いたい、ALやICTを取り入れた授業を実施し、学生が主体的に学ぶ環境を提供することで、実践的な技術力と問題解決能力を重視した教育を提供したいなど、一言ずつ発表がありました。また、前田機構長より、これを実践して頂くことで、福工大に来てよかった、先生の授業を受けて良かったと思ってくれる卒業生が増えることは、本学が選ばれる私学となる大切なポイントとなるので、先生方の取組みに期待したいとのメッセージが伝えられました。

本研修実施後の振り返りとして、Formsに研修理解度や教育活動に関する目標設定の入力を実施する他、9月にフォローアップ研修、3月に年度当初に立てた目標設定に関する振り返りアンケートとそのフィードバックの実施を予定しています。また、学外研修として芝浦工業大学・教育イノベーション推進センター主催の「学生主体の授業運営手法WS(対面研修)」の受講案内も行う予定です。
 
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