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2025.04.18

2025年度ファシリテーション研修を実施しました(3/27)

3月27日(木)、E棟3階R1教室にて、2025年度にクラス・サポーター(以下、CS)を担当予定の学部生を対象にファシリテーション研修を実施し、CS候補生55名と、教職員3名の計58名が参加しました。本学では、大学院生および学部生が先輩学生として授業をサポートする活動として、TA(ティーチング・アシスタント)・SA(スチューデント・アシスタント)およびCSによる取組が行われてきましたが、2022年度より各取組を統合し、「学生授業サポート制度」として運用することにより、学生スタッフの育成と教育効果の最大化につなげています。(本研修は、オンデマンド型研修としてTA・SA候補生にも公開しています。
  • 土屋麻衣子先生

  • CS候補生55名が参加


本研修は、「① ファシリテーションについて理解すること。② 研修前より研修後に、学生サポーターとしてのマインドセットが整うこと。③学生サポーター経験者と未経験者がお互いに学び、学生サポーター活動に資する気づきやスキルを得ること。」の3つを目的に実施されました。研修は6人単位で9グループに分かれ、土屋麻衣子先生(教養力育成センター)のファシリテーションのもとグループワーク形式で進められましたが、ウォーミングアップからメインセッション(ロールプレイ、グループワーク)、全体発表、研修のまとめに至る全てのプログラムに、CS経験者である2、3年生の運営スタッフ3名が企画・運営から携わり、これまでの研修参加経験やCS経験を活かして研修プログラムをブラッシュアップし、当日も司会やグループワークの進行役として活躍しました。
はじめに、土屋先生より学生授業サポート制度やアクティブ・ラーニング(AL)について説明があり、CSの役割は受講生が積極的に授業内の学習活動に参加しながら、しっかりとした学びができるようなサポートをすることであるとのお話があった他、本研修の3つの目的について説明がありました。
次に、学生スタッフの進行によるウォーミングアップに移り、まずこの研修でどれくらいCSとしてのマインドセットが整えられたかを研修終了時に確認するために、チェックリストにある6つの項目について「研修前」欄への記入作業が行われました。またそれに続いて、学生スタッフが参加者同士の自己紹介を兼ねながら、お互いの距離を縮められるように企画した2種類のアイスブレイクが行われ、会場は緊張感が一気にほぐれ、リラックスした活気のある雰囲気になりました。
  • 先輩CSが運営スタッフとして活躍

  • 研修前後でマインドセットを比較


次に、学生スタッフによるグループワーク①「クラス・サポーターを経験しよう!」が実施されました。これは1人1回CS役となり、実際にグループワークのファシリテート役を経験するもので、「小学生のSNS利用を規制すべきか」、「教科書は電子書籍にすべきか」など6つのテーマの内、自身がCS役を担当するテーマを1つ選び、まずそれについて5分間、スマホを使ってCSとして備えておくことが望ましい情報収集を行った後、1テーマずつ実際にグループで賛成・反対などの意見交換を行い、参加者全員がCS役を経験するというグループワークが行われました。続くグループワーク②では、グループワーク①を振り返り、CS役としてうまくいったこと、うまくいかなかったことの他、CS役以外の受講者としての視点からCS役にやってもらいたかったことについて、グループ内で共有しました。
  • 全員がCS役にチャレンジ

  • グループでの振り返り


この振り返りの中で、うまくいったこととして「話し始めるきっかけを示すことができた」、「話し合いの流れを読み取れた」、「話し合いが止まることなく進めることができた」、「全員が自分の意見を言える雰囲気を作ることができた」などが、うまくいかなかったこととして「静かになりそうな時の声掛けが思いつかなかった」、「時間内に議論がまとまらなかった」、「事前に収集した情報が提供できなかった」などが、CS役にして欲しかったこととして「少数派のサポートをして欲しかった」、「時間管理」、「共感して欲しかった」などが意見として挙げられ、実際のCS経験を通じた意見交換が行われました。
続いて、土屋先生から「ファシリテーションのテクニック」についてお話がありました。この中で、ファシリテーションとは、良い雰囲気をつくり、理解や話し合いを進めたり、深めたりすることであるとの説明があり、ファシリテーションに必要な4つの力「気づく力」、「聞く力」、「雰囲気を作る力」、「備える力」それぞれについてのテクニックが紹介されました。また、ファシリテーションの基本は、きちんと目で相手を見ることや、自分が話すよりも相手の話を聞くことであることから、同意を示す「あいづち」はとても有効な方法であるとのお話があり、ペアで「そうなんだ~」、「うん、うん、うん」、「へ~」、「わかる、わかる」、「スゴイね」などのあいづちを意識的にオーバーに使った話題展開の練習が行われました。
  • グループワーク③

  • 全体共有
     

続いて、学生スタッフによるグループワーク③「CS活動について考えよう」が実施されました。この中で、実際に先輩CSが授業中に経験した6つの状況(おしゃべりをやめない受講生がいる場合、他の科目の課題等をしている受講生がいる場合、特定の人だけが話すなど班活動が成立していない場合等)について、CSとしてどのような行動をすべきかを、まず個人ワークで考えた後、グループで解決策を話し合うワークが行われました。このワークでは、提案された解決策について、さらに掘り下げて話し合いが行われましたが、本人の自主性を重視するような声掛けや、一旦距離(時間)をおいて再度声掛けをしてみること、相手の話にしっかり耳を傾けること、困っていることがあるかCSから積極的に声掛けを行うこと、CSが見ていることを意識してもらうように視線を送ること、発言の少ない受講生に話しをふってみること、などの解決策の提案・共有が行われました。また、このワークの最後の全体共有では、いくつかのグループが話し合った解決策について発表を行った他、CS経験者が、自身の経験を踏まえた解決策の紹介やアドバイスが行われ、参加者全員でCSとして対応が求められる実践的な場面について考えるワークとなりました。
続いて、研修のはじめに記入したチェックリストの「研修後」の欄に記入し、研修前の自分と比べてCSとしてのマインドセットがどれくらい整ったのかを確認するワークが行われ、グループ内でチェックリストの評価の変化について共有が行われました。また、研修に参加してよかったことなど、研修全体の振り返りが共有されました。
研修の最後には土屋先生から、まだ不安があるかもしれないが、皆さんは先生からの推薦を受けて候補生となり、こうした研修を受けてCSになるためのステップをしっかり踏んできているので、自信を持って授業に入って欲しいこと、また、経験をするということは何よりも価値があると考えており、今日この研修に参加した皆さんはひとつ多く経験を積み、今後必ず経験値として活かされてくるということについてお話があり、閉会となりました。
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