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2024.12.03

第36回FD Café「学生指導に必要なコーチング技能」を開催しました (11/8)

11月8日(金)「学生指導に必要なコーチング技能」をテーマに、第36回FD CaféをE棟3F R1にて開催いたしました。
今回のFD Caféは、コーチング技能の活用によって学生の考える力、自発性や応用力、可能性を引き出し、学生の個性を活かす取組みを実践されている芝浦工業大学の浜野 学教授をお招きして、研修会を開催しました。研修会では、講義や研究室、また課外活動などにおける学生指導に必要な教育指導の在り方やコーチング技能の活用による指導のコツ、メリットや留意点などについてワークショップを交えながら、講演頂き、本学教職員27名、福岡未来創造プラットフォーム加盟大学から4名の計31名が参加しました。

芝浦工業大学 浜野 学 教授

開会にあたり、本学副学長の前田 洋教育開発推進機構長から、「FIT-DXに基づく授業実施方針について」をテーマに本学の取組の紹介がありました。
続いて、浜野教授から、本日の研修における到達目標として、1.研究室教育の強みと弱みを説明できる、2.自身の研究室教育の特徴を分析できる、3.コーチングの概略について説明できる、4.コーチングとティーチングを使い分けることができる、ことが説明され、主な内容の紹介がありました。また、グループワークを行う前にアイスブレイクでグループ内の交流が行われました。
まず、参加者が研究室における指導スタイルや学生教育のイメージをどのように捉えているのかをワーク形式で確認し、浜野教授からコーチングの歴史と活用方法、ティーチングとコーチングの比較、またその位置関係や考え方について説明がありました。ティーチングは教員が学生に知識、スキルやノウハウを提供するのに対し、コーチングでは教員が学生のやる気、自主性や可能性を引き出す考え方であり、どちらがいいという訳ではなく、対応する学生に合わせて取り入れること、また、現代の指導者が体験していない時代を生きていく学生を育てるためにコーチングの要素が必要となってくることが説明されました。
 
コーチングではゴールである目標設定とモチベーションがポイントとなり、目標設定では学生が行動に移すためのエネルギーになる目標を設定させ、ただ、卒業することを目標にするのではなく、大学の中で何を達成したいのかを考えさせ、ゴールから逆算していつまでに何をすべきか見通しを付けさせることが大切であると説明がありました。モチベーションは学習効果に必須の要素であり、自ら学ぶ、自ら問題を解決するというスタンスを作り出すための理由付けから始める必要があり、その中でもなりきる、思いこむ、大人のふりをさせること、少し背伸びをさせながら学生の自己肯定感を高め、その気にさせることが学生の成長につながることが述べられました。さらに教員が期待を持って学生に声をかけることで、学生が自らやる気になる効果があり、その際にはペップトーク(受容、承認、行動、激励)を活用し、指導言語を変えながら自己肯定感を高める声掛けが学生の自発的な行動につながることが説明されました。
 

 

実際に学生指導にコーチングを取り入れる際は、傾聴(引き出す)、質問(気づき)、伝える(行動)の流れを繰り返すこと、学生の可能性を引き出すメリットがある一方で大人数への対応や時間がかかるといった限界があること、対応する学生や場面によってティーチングとコーチングの使い分けが必要であることが説明されました。
最後に、スポーツの世界でも研究や教育の世界でも結果だけを目的とするのではなく、ゴールセッティングとして、学ぶことは目先の成果ではなく今後の人生に役立つ考え方とベストを尽くすことであり、結果だけではなく過程に対する姿勢を学ぶことも大切であると述べられました。
 

 

実施後のアンケートでは、「今まで感覚的にやってきたことに理論が付いた。」、「学生の能力を高め、学生の自己実現・社会へ出るための準備として、教育にコーチングの観点を採り入れることの意義が理解できた。」、「学生の主体性を引き出すことの重要性と考え方のアイディアを得ることができた。」、「学生が自己調整を行う上では、自分自身でコーチング?ができる力が必要な気がしており、学生もこういった内容を学んでいると良いのかなとは思った。」との感想をいただきました。
 
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