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2024.10.16
2024年度学生サポーター秋季研修を実施しました(9/19)
本学では、「学生授業サポート制度」として大学院生および学部学生が先輩学生として授業をサポートする活動に取り組んでおり、実験・実習科目および演習科目においては、大学院生がTA(ティーチング・アシスタント)、学部学生がSA(スチューデント・アシスタント)として、教員と共に受講生に助言を行うなどして教育効果の向上を図っています。また、アクティブ・ラーニングを実施する演習科目および講義科目においては、学部学生がCS(クラス・サポーター)として、グループ学習やピアラーニングのファシリテートおよび助言などを行い、受講生同士が互いに協力しながら学び合う取組を行うことで、知識の定着および能動的な学習態度の涵養を図っています。また、こうした活動はTA・SA・CS自身の学習深化に繋がるとともに、活動を通じて得られた学びや気付きは、大学生活や将来に向けてのキャリアデザインや、就職活動を行う中で、役立てることができます。
また学生サポーターの育成にあたっては、求めるスキルの明確化をおこなったうえで、体系化した研修を実施しており、春季に基礎研修(全員必須、オンデマンド型)およびファシリテーション研修(CS必須、対面型/欠席者はオンデマンド型)を実施していますが、9月19日(木)にはE棟3階R1教室にてTA・SA・CSを対象に秋季研修「学生サポーター活動をガクチカに!活動を通じた自己成長について考える」を実施し、17名(学部生11名、大学院生6名)が参加しました。
秋季研修は①活動を通じて得られる経験や学び、気づきを言語化し、共有すること、②活動を通じた学生サポーター自身の成長について認識を深めること、③活動を通じて身に着けることができる能力と本学のディプロマポリシー(以下、DP。特に主体性、実行性、協働性との関連)について認識を深め、さらなるスキルアップ、様々な場面でのアウトプットにつなげること、の3つを目的に実施されました。研修は教職学協働で実施され、土屋麻衣子先生(教養力育成センター教授、教育イノベーション部門委員、FDer)の他、学生スタッフ3名(学部生2名、大学院生1名)が企画・運営に携わり、学生サポーター自身が活動で得られる力、伸ばせる力を意識し、それらの力を将来に活用できる視点を持てるよう、4~5人単位のグループワーク形式で共に考えていくプログラムが実施されました。また、研修のメインプログラムとして、本学卒業生による講演も行われました。
土屋 麻衣子先生
学生スタッフ
まず、土屋先生より研修の流れや学生授業サポート制度が期待する学生サポーターの役割について確認があった後、今回の研修のキーワード「学生サポーター活動をガクチカに!活動を通じた自己成長について考える」について説明があり、学生サポーター活動で得られる力、伸ばせる力を意識し、みなさんの将来に活用できる視点を持てるよう、ワークをしながら共に考えていきましょう、と研修の目標についてのお話がありました。続いて学生スタッフによるウォーミングアップで自己紹介などが行われる中で、会場にあった緊張感がほぐれ、和やかな雰囲気になりました。そしてメンバー同士が打ち解けたところで、グループワーク①「学生サポーター活動中に起こる課題を解決しよう」に移り、学生スタッフのファシリテーションのもと、学生サポーター活動中に起こった場面・ケースに応じた課題の解決策と伝え方を考えるワークが行われ、サポーター活動経験者は経験に基づいた対応とその効果について、また後期から初めて活動する未経験者は受講者目線でどう対応をして欲しいか・欲しかったかについて、個人ワーク、グループワークで意見の整理・交換を行った後、全体での共有が行われました。またこの中で、グループワークでのファシリテーションで重視するポイントや担当教員との連携、受講生の主体的な学びを促す声掛け等について各グループから発表がありました。
学生スタッフによる進行
グループワーク
全体共有
続いて、現在SEとして活躍されている本学卒業生の豊福慶大氏(株式会社NTTデータ中国、2019年3月卒)による講演「クラス・サポーター活動で身につけた力と社会で求められる力の繋がり」が行われました。豊福氏は在学時、学生FD活動を行うFIT-joinの代表を務めたほか、2年生後期から卒業までの間CS活動経験があり、講演ではこうした学生時代に取り組んだことやそうした経験から身についた力と社会で求められる力との関連についてお話がありました。またこの中で、学生時代の様々な経験から身についた力として、「コミュニケーション力」、「周りを見る力」、「企画する力」等が、また社会で求められる力として「①相手の立場に立って物事を考える力」と「②他者に対して言語化して伝える力」が挙げられ、①に関しては、様々な人の価値観や考え方に多く触れ、引き出しを増やすことが重要であり、②に関しては自分の伝えたいことが相手にきちんと伝わるように相手とのコミュニケーションを何度も繰り返すことが重要であるとのお話がありました。また講演の最後には、就職する前の学生時代の時間を有意義に使い、自分の心が動くような多くの経験をする中で、こうした力を身につけて欲しい、とのメッセージが伝えられました。
講演に続いてグループワーク②が行われ、まず、個人ワークで講演を聴いて感じたことをワークシートに記入(インプット)し、またグループ内で共有(アウトプット)することで、しっかり自分の中に定着させるワークが行われました。また、グループごとに豊福氏に質問をし、豊福氏から一つ一つ丁寧に回答が行われました。この中で、学生時代に色々な活動に取り組もうと思った理由について質問があり、入学時のオリエンテーションで登壇していた先輩の姿に刺激を受け、自分も3年後にその先輩のようなるためにはどうしたらいいかを考えたことがきっかけであったというエピソードの紹介があった他、学生時代に時間を有意義に使うためにしていた工夫について質問があり、色々なことに足を突っ込んでみて、ダメなら次をやってみようというマインドで取り組んでいたこと、そうしたマインドは現在の仕事にも生かされているというお話などがあり、学生サポーターが熱心に豊福氏の回答に聞き入る様子が見られました。
豊福慶大氏
Q&A
グループワーク②の後半では、講演の内容や前半のワークを基に、後期からの学生サポーター活動や、今後の学生生活を送る上での目標を決めて「目標シート」に書き込む作業が行われました。「目標シート」は縦軸に「大きな目標」として活動の種類(学習への取組み、学生サポーターなどの学内活動、アルバイトなどの学外活動、その他)を、横軸に「スモールステップ」としてDPのうちの5項目(E:課題解決力、F:コミュニケーション、G:主体性、H:実行性、I:協働性)別の取組みを記入する枠が設けられており、本学DPとの関わりを意識しながら具体的目標をワークシートに落とし込む作業が行われました。また、それぞれの目標はグループ内で共有された他、何名かの目標が全体共有され、それぞれに豊福氏からフィードバックが行われ、今後の活動に向けエールが送られました。
「目標シート」
全体共有と豊福氏からのフィードバック
研修の最後に、土屋先生から、経験と自信・スキルは比例していて、今日の研修に参加した経験は少なからず皆さんの自信とスキルに貢献しており、これは何事についてもいえることであるので、これからもこのような研修に積極的に参加して欲しい、とのお話がありました。