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教職員向け

2024.07.29

2023年度情報工学部教育業績賞受賞者報告会を開催しました(7/24)

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受賞者: 情報工学部 情報工学科 馬場謙介 教授
タイトル:古賀市とのデータサイエンスに関する取り組み
日時: 2024年7月24日(水)学部教授会後
場所:E棟2F会議室3(およびオンライン)
参加者:46名(教員36名、職員10名)*オンライン参加含む
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【概要】
2023年度教育業績賞受賞者報告会として情報工学科 馬場謙介 教授の報告会が行われました。馬場教授は情報工学部でプロジェクト型学習(PBL)を推進する中心的な教員の一人で、馬場教授の取組みにより、学生たちは実践的な技術と知識を身につけるための効果的な枠組みを活用できるようになりました。特に、iTechLABを活用した取組みにおいては、学生が自主的に学び、成長する環境を提供することに功績があり、学生たちは古賀市の実証実験事業に取り組むなど、地域社会に直接貢献するプロジェクトを成功させています。これらのことから、2023年度情報工学部教育業績賞を受賞されました。
本報告会では、古賀市とのデータサイエンスに関する取組みについてご報告されました。

 

報告会では、まず、研究に関して、本学と古賀市の連携協定に基づく取組みについて紹介がありました。古賀市との委託事業は公募型で2023年度に採択され、教養力育成センターの楢﨑教授、情報システム工学科の李助教と共同研究として取り組み、総合研究機構からサポートを受けて研究していることが紹介されました。本事業において、馬場教授はデータサイエンスに関することを担当し、「将来の介護の必要性を予測する」というテーマで研究を続けています。昨年度は「要介護度」に影響するデータを探すことに取り組み、古賀市が持つ様々なデータについて「要介護度」との相関を網羅的に調べたが、結果としては現段階では単純な相関が見つからなかったこと、今年度は将来の「要介護度」を予測することに取り組み、解析を再現するためのシステムを導入することを進めていることが報告されました。システムの導入に関しては、現場の市職員も解析ができるシステムを開発し、市職員への講習会を実施し、導入後のアンケートでは好評を得たことが報告されました。また、開発や講習会では学生が主体的に取り組んだことが報告されました。
次に、教育に関しての取組みについて報告がありました。今回、古賀市の事業に関わった7名の学生はデータサイエンスに興味を持ち、研究室外の枠組みで自主的に集まり、活動場所として学内のiTechLABを活用したこと、PBLとして、学生が市役所職員との折衝やシステムの仕様策定を行い、開発においては先輩が後輩の指導をしながら、活動時間の管理も行ったことが報告されました。馬場教授は公募の申請や事業報告書の作成を行い、できるだけ学生主体で活動を進めるように工夫したことが報告されました。

 

事業を進める中で、委託事業を超えた活動にも波及し、①高齢者向けのスマホ教室、②小中学生の生活習慣調査、③高齢者コミュニティでのSNSの活用実験などを開催し、スマホ教室においては約2か月間で14回開催、58名が参加し好評であったことが報告されました。
今回のPBLの特徴として、卒業研究や講義の枠を超えて実施したこと、学生が報酬に基づいて活動を計画したこと、学生が外部の方と直接話し合いを行ったことが挙げられました。参加した学生からは、「大学で学んだことが思っていたより社会で通用することがわかった。」、「最初は報酬がきっかけでも、やってみると面白かった。」などの感想が挙げられました。
最後に、馬場教授から今年度も引き続き研究を続け、成果をシステムに反映させることを目指し、教育の取組として学生主体でいくつかの活動を進めていくことが述べられました。また、今後の課題として、低学年で現場と関わる経験が重要になってくるのではないかとコメントがありました。

 

質疑応答では、「低学年で現場と関わることが大切というのはよく言われているが、その分野に関する知識が足りなかったりする場合、カバーすることはあったのか。」との質問に馬場教授から、「今回は学生間で対応していたが常にできるわけではないのでその際は教員がフォローに入る必要があると思う。」と回答がありました。また、「今後、iTechLABを組織として活用する際にこういう支援があったらというものがあれば教えてほしい。」との質問に馬場教授から、「学生も何らかのサポート体制やFITポイント付与などのメリットがあるとモチベーションを維持しているようなのでその辺の支援や、情報工学部内で解析など協力して研究を行えたらと思う。」と回答がありました。

最後に藤岡学部長から、学部学科を超えていろいろな知見を活用していきたいとの意向が示され、馬場教授と参加された教職員への謝辞が述べられ、閉会となりました。
以上
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