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2024.03.26

「2023年度FIT-join活動報告会」を開催しました(3/11)

3月11日(月)、本部棟3階第2会議室にて、2023年度FIT-join活動報告会を開催し、学生6名が教育開発推進会議委員の前で発表しました。
まず、FIT-join代表の近藤佑亮さん(知能機械工学科3年)から、FIT-joinの役割として「本学の授業改善を、教員・職員・学生の三位一体で改善する活動」を通し、学びのコミュニティづくりに取り組んでいることが説明され、今年一年間の活動の報告と次年度への課題及び学生間での気付きによる大学への提案がありました。
今年度はイベントへの学生の参加促進、FIT-joinの認知度向上、メンバー間での活動への偏りの解消を目標に掲げて活動に取組んできたことが報告されました。活動目標に対する成果として、学生アンケートの参加者が昨年度533件だったのに対し、今年度は634件と増加したこと、Join-Talksは昨年度の参加者が12名であったのに対し、今年度は第2回が31名、第3回が34名と増加したことから一定程度参加者を増やすことができたと報告されました。また、認知度向上のために広報部門を立ち上げ、インスタグラムを開設し各種イベントを発信したものの、高頻度で発信ができなかったため次年度は体制を見直して再度取り組むこと、活動に参加するメンバーの偏りについては、毎回会議の議事録を作成しTeamsで共有を行うように取り組み、フォローアップのための面談を行ったりしたことが報告されました。
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FIT-joinメンバー間での振り返りでは、今年度はメンバーが増えたので役割分担を行ったが、少し仕事感が生じてしまったこと、活動に参加するメンバーの偏りが解消できなかったこと、情報共有が難しかったことが挙げられ、次年度は活動の目的を再確認し特定の人に負担がかからないようにバランスよく役割分担すること、メンバーのモチベーション維持のために定期的な面談を行うこと、情報共有をTeamsに一本化し、確認の徹底を行うことが掲げられました。
また、一年間の活動を通して気づいたことについてFIT-joinから本学への提案が行われました。教員インタビューなどから教職員の熱心な想いを感じ、学生へのサポートの手厚さや学内のイベントや施設が充実している点が福工大の良い点として挙げられるが、学生が活かしきれていないのではないか、その原因として、情報量が多く、本当に必要な情報に気づいていないのではないか、そこには学生の主体性の不足も要因としてあると思われると説明がありました。解決策として、例えば、myFITの掲示板での案内をもう少しカテゴリー別で行ったり、新入生、在学生オリエンテーションの際に主体性を育成する機会を設けたりしてはどうかとの提案がありました。

最後に、卒業生から福岡工業大学で学んだこと、FIT-joinの活動を通して学んだことについて発表が行われました。
意見交換では、委員から、「どのくらいの頻度で打ち合わせをすることで今のパフォーマンスを出しているのか」との質問があり、FIT-joinから、「月1回のミーティングに加えて、プロジェクトごとに集まって打ち合わせを行っている」と回答がありました。また、委員から、「主体性というキーワードがあったが、主体性を育成するためにきっかけとなったことがあれば教えてほしい。」との質問があり、知能機械工学科4年大野さんは、「コロナ禍で入学して、1年目は授業もオンラインで経験することが多かったが、動画だけでは空間や雰囲気が伝わりにくいので、物事に実際に見て触れる機会があることで、具体的なイメージが生じ、もっと自分で取り組みたいと思うようになった。」との回答がありました。
知能機械工学科4年辻田さんは、「環境によるものと、人との関りがポイントで、自分の経験から様々な活動に取り組むことでいろんな人に関わってそれぞれの考えに触れて新しいことを身に付けることができると感じた。多くの学生に視野を広げて様々な分野を知ってほしいと思ってJoin-Talksを開催している。」と回答がありました。
情報通信工学専攻2年の田村さんは、「危機感を感じたことがきっかけで主体的に行動しようと思った。インターンシップに参加して企業と自分の差を感じてもっと頑張らなければと思った。」と回答がありました。知能機械工学科3年の近藤さんは、「学外の学生との交流もある中でモチベーションや行動力が高い学生と会うことで刺激をもらってそれがモチベーションになった。刺激を与えられるところは受動的だが、主体的になるきっかけになるのではないかと考える。」と回答がありました。
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