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2024.03.18

2023年度「FIT-SDGsプロジェクト 知識探求型学生交流プログラム宿泊研修」を実施しました

 3月5日(火)・6日(水)の2日間、FITセミナーハウスにてFIT-SDGsプロジェクト 知識探求型学生交流プログラムの宿泊研修を実施し、学生19名、教員6名(プロジェクトリーダー/電気工学科 田島教授、プロジェクトメンバー/情報システム工学科 下戸准教授、社会環境学科 陳准教授、教養力育成センター 古川教授、学生交流プログラム参加/情報通信工学科 石田教授、教養力育成センター 坂本助教)、職員2名が参加しました。

 このプロジェクトは、SDGsの課題を自分事として捉え、グループワークを通じて課題解決策を考える学部学年横断型PBLとして開催しており、今年度は防災×SDGsをテーマに課題に取り組みました。

 宿泊研修に先立ち、2/7(水)に事前ワークショップを行いました。まず田島教授からSDGs17のゴールと社会・環境・経済との連環について説明があった後、防災サークル代表を務める参加学生から、過去の水害事例や水害発生のメカニズム等について発表がありました。その後田島教授が研究されている非常時の発電システムについての動画を視聴しました。
 続いて、「SDGsの観点から、防災・減災・災害復旧でどのような対策ができるか」をテーマにグループワークを行いました。また非常食(ピラフ、パン、カンパン)の試食を行い、充実した2時間となりました。また宿泊研修に向けた個人ワークとして、関心がある問題を挙げ情報収集をし、自分なりの解決策をワークシートにまとめることとしました。
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【宿泊研修1日目】

 平成29年北部九州豪雨で甚大な被害を受けた東峰村の被災現場にて、東峰村ツーリズム協会ガイドの小野さんから、被害状況や災害当時の対応、防災・復興への取り組みや災害対策等について、お話を伺いました。実際に被災を経験され復興に携わってこられた方の貴重なお話に、参加者は真剣に聞き入り、活発な質疑応答がありました。
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 その後、湯布院のFITセミナーハウス宿泊施設に移動し、グループワークを行いました。事前課題として個人で調べ考えてきたことをグループで共有し、2日目の報告会に向けて、グループで発表するテーマを絞り、SDGsの観点を踏まえた解決策をまとめました。
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【宿泊研修2日目】

 午前中はグループワークを行い、報告会に向けてスライドを作成しました。

 お昼休憩をはさみ、午後は各グループの報告会を行いました。防災教育の在り方・災害対策の脆弱性・防災意識の向上・エネルギー供給問題等について発表があり、課題に対する現状や解決策案について、データや実例を用いてまとめられており、質疑応答も活発に行われ、大変充実した報告会となりました。
発表後の教員からの講評では、聞いたことや一つの話を鵜呑みにするのではなく色々な視点から判断してほしい、データに基づく提案など短い時間でよくできていたが学生ならではの独創性がもう少しあっても良かった、誰を対象にした課題なのかをもう一歩踏み込んで考えるとより深い解決策につながる、今日提案したことをできるところは明日からでも実行してほしい、今日考えた課題は今後の学科での研究などにも活かしていけるので皆さんのアイディアを伸ばしてほしい、等の話がありました。
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 最後に修了証を授与し、皆で記念撮影を行いました。
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【アンケート】
以下、アンケートの感想(抜粋)です。

・今回は普段このような研修に参加しないと聞けないような話も聞けて、先輩方の考え方やプレゼンの仕方など学ぶことが多く、良い経験になったと思う。
・短期間だったが自分の成長をかなり感じられた。新年度始まる授業や学科の研究へのモチベーションも高まった。
・自分たちが行っている専門分野は、普段の生活でいろんなところに繋がっていることがわかった。
・東峰村の訪問では、災害発生時の状況を詳しく知ることができてとても有意義な時間だった。
・実際に被災した地域を回り、話を聞くことでこれまで抱いていた災害に対してのイメージがより鮮明なものとなった。
・他学科と話す機会は滅多にないため今回の研修でたくさんの友達ができとてもいい機会になった。
 
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