NEWS新着情報

トピックス

2023.10.19

「FIT学生団体サミット2023」を開催しました(10/2)

10月2日(月)5限、E棟3階R1にて、FIT学生団体サミット2023を開催し、4団体(FIT-join、FIT隊、GSL学生メンバー、学生自治会)に所属している学生30名が参加しました。
本学では学生が課外活動において主体的に活動する組織が数団体あり、各々、大学のため、個々の成長のためなどの目的のもとに活動を行っています。FIT学生団体サミットは各団体の活動をお互いに共有、理解し、学内もしくは各団体における課題や解決策を学生同士で話し合う機会を持つことを目的に開催し、今回で4回目となりました。
今回は全体的なテーマを「Afterコロナ~チームワークの新しい形と方法~」とし、各組織が抱えるメンバー間の活動のモチベーションの差について原因や課題を考え、チームワークを強化するための新しい方法を考えるサミットを目指しました。
また、学内の学生及び教職員に活動を広く知ってもらうため、見学自由とし、教職員17名が見学する中、開催されました。
開会にあたって、全体進行を務めるFIT-joinの近藤さん(知能機械工学科3年)が目的の確認を行い、今日のサミットでお互いの活動を知り、交流を通して課題の共有を行い、今後各団体が活発に活動できるようにしてほしいと述べられました。
続いて、各団体の活動紹介が行われました。4団体が活動している目的や内容、組織体制や、年間スケジュール、2022年度の活動の報告がありました。
  • FIT-join

  • FIT隊

  • 学生自治会

  • GSL学生メンバー

ワークショップに先立ち、お互いをより知るために4団体混合のグループでアイスブレイクを行いました。FIT-joinの高城さん(電気工学科3年)が進行を務め、1グループ約5名(各団体の混成)で、まずは自己紹介を行い、コミュニケーションゲームを行いました。
  •  

  •  

続いて、「Afterコロナ~チームワークの新しい形と方法~」というテーマでGSLメンバーの渡嘉敷さん(情報メディア学科2年)が進行してワークショップを行いました。今回は事前に学生団体サミット企画メンバーで現状の問題点として挙げられた3つの項目「1.メンバー内で良好な人間関係づくりってどうすればいいの?」、「2.組織運営を効率よく引き継ぐにはどうすればいい?」、「3.組織内でメンバーによって活動のモチベーションに温度差があって困っている」という問題点を念頭に、特性要因図を用いてチームにおける課題を見つけ出し、今後の新しいチームワークに繋げていくことが説明されました。まず、特性要因図の作成方法の説明とグランドルールの説明があり、各団体混成のチームでディスカッションを行い、そこから見える課題について考えをまとめ、グループごとに発表を行いました。
  •  

  •  

各グループの発表では、グループで特性を決定し、その要因として主に4つの項目が挙げられ、理由が説明されました。
例えば、
特性:「メンバー間での温度差」
要因:①モチベーション:活動の目的が共有できていない
②環境:時間がない(時間管理ができていない)
③スキル:主体性の不足や社会性スキル(自己管理)の不足
④コミュニケーション:仲の良いメンバーがいないから参加しにくい
 といった点が挙げられました。

 

進行の渡嘉敷さんから、「今日は皆さん初対面の方もいる中、予想以上に活発な議論が行われて良かった。ぜひ今日のつながりを大切にして、ワークショップで挙がった課題や気付きを各団体に持ち帰って今後の活動に活かしてほしい。」と感想が述べられました。
 サミット閉会にあたり、副学長(教育開発推進機構長)の前田 洋教授から、「今日のサミットのテーマは組織の運営に関することであり、各団体が運営に課題を抱えていることがわかった。組織ではリーダーは目的目標を示し、メンバーに責任と権限を任せ、議論の際には今日のようなワークショップ形式でみんなが議論に参画する形をとると組織内で当事者意識が芽生え、運営が活性化していくという話を聞いている。今後そういった組織マネジメントについても各団体で学んでも良いと思う。大学は学生が中心に活躍している場であるので、本学でも学生団体が活動している意義は大きく、これからも志を共にする仲間を増やして頑張ってほしい。教職員も皆さんが有意義な活動ができるようにサポートしていきたい。」と述べられました。

副学長 前田 洋 教授

実施後のアンケートでは、「それぞれの学生団体の魅力を知ることができた。」、「他の団体からも学ぶことがあり、参加してよかった。」、「普段関わりのない人達と議題を決め討論することは日頃なく、すごくいい経験になった。」、「他団体の方と交流することで、違う視点の意見を知ることができた」などのコメントがありました。また、全体の感想として、「こういった場に身を置くことの重要性を改めて学んだ。」、「沢山の人が集まれば、それだけ多くのバックグラウンドがあり、多種多様な意見が出ることを改めて実感した。」、「他団体との関わりはとても重要であることを知り、今後連携や交流の機会が増えていけばいいと思った。」とのコメントがありました。
 サミットを企画した学生団体メンバーの振り返りでは、良かった点として「今回のサミットとても充実した時間になったのでまた来年も企画から参加したいと思った。」、「事前に役割を決めることができていたため、余裕を持って進めることができた。」、課題として「もう少し多くの学生に参加をしてほしいので参加をするメリットやテーマや内容を検討していく必要がある。」とのコメントがありました。今後は「準備が大変なこともあったけど、やり遂げて達成感があったのでまたチャレンジしたい。」、「他大学の学生団体との交流の機会も考えたい」と新たな展開への意欲が述べられました。
前のページに戻る